マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0985話
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が撤退してからそう時を置かずにニヴルヘイムが戦場に到着。当然の如く光線級、重光線級から放たれるレーザーは全てがニヴルヘイムに集中して、戦場では光線級と重光線級の脅威がなくなったことだ。
シャドウミラーが援軍で到着するというのは当然連絡されていた筈なんだが、何を思ったのか……あるいは日本と仲のいいシャドウミラーに対して色々と思うところがあったのかもしれないが。
しかも例によって例の如く、シャドウミラーの到着が遅れた為に韓国軍が多大な被害を受けたとして謝罪と賠償を要求し、すぐに他の大東亜連合を組んでいる国々に撤回させられている辺り、既に既定路線というか、お馴染みのやり取りと言ってもいいだろう。
ちなみにこちらでBETAとの初陣だったレイは、スティングやアウルとチームを組んで特に怪我や機体のダメージもないままに戦いを潜り抜けた。
使っている機体はスティングやアウルと同様のシャドウをカスタム化したものだが、ムウと同じようにドラグーンとかファントムとかそっち系の適性はあるだろうから、いずれ他の2人共々専用機を用意したいところだ。
とにかく、急に起きたBETAの大氾濫はどうにか対処する事が出来た。
いや、結果的に見ればマブラヴ世界の戦力が受けた被害は軽微である以上、寧ろ氾濫があって良かったと考えるべきなんだろう。
……これに乗じてBETAがハイヴを取り戻すんじゃなくて別の場所にハイヴを作るべく行動していたら色々と後手に回っただろうが、幸いそういう事はなかった。
だからこそ……そう、だからこそ、こういう話が出てきたのは理解が出来るのだ。
「複数ハイヴの同時攻略作戦……オペレーション・ルシファーねぇ」
マブラヴ世界の国連がオーストラリアを通して要請してきた計画書を見ながら、思わず呟く。
そんな俺の言葉に、何とも言えない視線を向けているのは、映像モニタに映し出されているあやかだ。
『一応このマブラヴ世界の歴史については勉強しましたが、正直歪としか言いようがないですわね。もっとも、BETAという存在がいるからこそこんな形になってしまったのでしょうが』
「……まぁ、考えている事は分かるんだよ。あれだけのBETAを戦力として出してきたんだから、ハイヴに残っているBETAの数はかなり少なくなっている筈だという予想に関しても理解出来る」
『ですが、そのような前提を覆すのがBETAなのでしょう?』
「そうだな」
それもまた、事実。
あやかの言葉に、計画書に書かれている攻略予定のハイヴを見る。
まず鉄原ハイヴ近辺のハイヴとして、ウランバートルハイヴとブラゴエスチェンスクハイヴを同時攻略。この2つに関しては、作られたのが鉄原ハイヴとほぼ同時期という事もあって、両方ともフェイズ2だというのが同時攻略という選択肢になっ
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