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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第89話 大天使と出会います!
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ラゴン・スレイヤー)とは、龍退治を生業とする者及びそれに関連する武具の総称です」
このピリピリ感じるヤバい波動はそれか…!
「実はこれを貴方に授けようと思いましてね」
「え!?俺に?」
「赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)に同化させると言った方が正しいでしょうか」
同化?そんな事ができるのか?
「歴代の中でも最弱の宿主と噂の貴方にとって、良い補助武器になるのではないかと思いまして」
……最弱…。
……これでもいろいろ努力してるんですけどねぇ…。
……いえ、認めますけどねぇ…。
「でも、どうして?」
「大戦後、大規模な戦こそ無くなりましたが、ご存知のように三大勢力の小規模な鍔迫り合いは今でも続いています」
あれで、小規模な訳ね…。
「この状態が続けば、いずれ皆滅ぶ。いや、その前に横合いから他の勢力が攻め込んでくるかもしれません」
一誠「他の勢力?」
ミカエル「三大勢力の他にも、神話体系は存在しますので。今度の会談は好機だと思っているのですよ。三大勢力が手を取り合い、無駄な争いを無くす為のね」
「争いを…?」
「過去の大戦の時、一度だけ皆が手を取り合ったことがありました。赤と白の龍が戦場を掻き乱した時です。あの時のように再び手を取り合えるよう、貴方に、赤龍帝に謂わば願を掛けたのですよ」
ミカエルさんは満面の笑みで仰る。
「イッセー君、ここは有り難く頂戴しましょう」
「あ、ああ、はい。朱乃さんがそう仰るなら…」
俺は聖剣アスカロンに近付く。
でも、聖剣に触れて大丈夫なのか?
「特殊儀礼を施している。悪魔の君でも問題は無い」
聖剣に触れるのを渋っていると、アルミヤさんがそう言ったきたので、少しだけ安心する。
「……聖剣と同化って、そんなこと出来るのか?」
『神器(セイクリッド・ギア)は宿主の想いに応える。お前が望めば叶わんこともない』
「俺が…望めば…」
宙に浮遊する聖剣の柄を左手で握る。
アルミヤさんの言う通り、特になんも問題が無かった。
『相棒、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)に意識を集中するんだ!』
「おう!」
赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を出し、ドライグに言われた通り、籠手に意識を集中させる。
『波動を聖剣に合わせろ!』
そうした瞬間、聖剣と籠手が赤く光り輝く!
「なッ!合体しやがった…!」
光が止むと、甲の先端から聖剣の刀身が生えた籠手になっていた!
「これで用事は済みましたね。では、私はこれで」
「あ、あの!俺、貴方に聞きたい事があるんです!」
「生憎、今は時間がありません。会談の席か、会談後に伺いましょう」
「必ず、お願いします!」
「ええ、約束します、兵藤一誠」
そう言い、ミカエルさんは光を発しながら、消えていった。
「では、私も失礼する。また会おう、兵藤一
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