番外編
番外編 宇宙キタ!
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「くーちゃん、地球は丸…丸っぽい楕円だった」
「いえそこはもう地球は丸かったでよくないですか…?」
「だよね、ぶっちゃけほとんど丸にしか見えないし」
「そういえば束様が見当たりませんがかーくんさん知りませんか?」
「宇宙つくなりテンションMAX、宇宙キタァーー!!とかいって外いったよ」
いつもの格好のままスラスターみたいなのだけ出して。
なんか束さんほどの力があればISの手足なぞ飾りでしかないのだ!とか言いつつ飛び出していった。そのうち帰ってくるだろう。
「相変わらずですね束様は…拾ってくださったときから変わりません」
「あー変わらないねぇ、あれでこそ束先輩だけど」
「あ、それは私もそう思います。楽しそうに笑ってバカやっててくださるのが一番落ち着きますね」
「バカやっててくれるのがいいね」
「ええ、バカが一番です」
バカじゃないよ!?とか聞こえてきた気がするけど気のせいだろう。束先輩はバカだもん、気持ちのいいバカ。
おれは頭の足りない馬鹿だけど、くーちゃんはそうでもない。強いて言うならそれは言っちゃいけねぇよバカ!って時があるだけ。因みにマドッチ、オータムさんはアホの子だと思う。
「変わらないと言えば私たちも変わりませんね」
「そーだね、初めて会ったときからこんな感じだったもんね」
「何か波長というかなんというか」
「息のようなものが合う気がしたんだよね」
「ツーといえばカーと言うような…ぬるぽといえば」
「ガッ」
「と返してくださるような感じですね」
ねえ?確実に3ちゃんねる知ってるでしょ?見てるよねくーちゃん。
「前までは束様以外と過ごすなんて考えもしませんでしたがこれはこれでいいものですね」
「そもそもくーちゃんは他人と会う機会自体なかっただろうしね、コミュニケーション能力は低くないんだし機会さえあれば普通に友達出来そうだよ?」
「そうですかね?かーくんさんは逃亡し始めるまではどうだったんですか?」
「そうだよマドッチも友達になれたじゃん…え、おれの逃亡まで?」
「はい」
えっ、え?どうしてたっけ…た、田中いや田辺?くんとかと話してたかな?
…逃亡をし初めてわかる衝撃の事実。おれ名前覚えられるほど付き合いある友達いなかった。
「あの…どうされました?急に外を眺めつつ遠い目をされて…」
「うん、なんでもないよ。ただくーちゃんほど仲良くなれた人は初めてだなぁって」
「そうですか友好関係の広さは知りませんが浅い人間関係だったんですね」
「うっ…た、確かにね」
「…ですがかーくんさんにとって一番仲の良い人であることはなんだか嬉しいですね」
おお…そう思ってもらえることはこちらとしてもかなり嬉しいよ。くーちゃん可愛いし、今までこんな娘と知り合うこと…いやそれ以
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ