番外編
番外編 宇宙キタ!
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行はある意味いつも通りですが生身で宇宙に飛び込むのはどう考えてもおかしいですよ」
「だよね…落ち着いた?」
「あ…はい」
ならよかったよかった、まあ初めは結構本気でいったんだけどね!
「それで…!あの、あれは告白とかそういうのではなくて!その…」
「うん」
「そういうことは考えず本当にこのまま居れたらいいなと思ったので。あ、ああいう風にいったので…」
「わかってるよ。そんなこと言ったら告白したようになってるのはおれもだよ、まあくーちゃんのことは好きだけど」
「…ッ!?私も、好き…です。かーくんさんはよく真っ正面から真顔で躊躇いなく言えますね」
「恥の感情が家出したまま帰ってこないんだ」
「私はこの頃その感情がやってきて戸惑ってますよ…」
「ならおれに別けておくれ」
「いーえ。これは私の感情、気持ちです。いくらかーくんさんや束様でも別けれません」
そう言ってくーちゃんは微笑んだ。そっか、うん。それはいいことだと思う。くーちゃんは普段感情を見せにくくしてる感じだったけどこの頃は表情がコロコロ変わってるから見てる方もしても和むし。
「じゃあ束先輩のとこに戻ろうか」
「そうですね…束様にもこの気持ちぶつけます」
「よし好きだ好きだって言ってやろう。あの人自分から言うのは慣れてそうだけど言われるのは慣れてなさそうだしね」
「はい、先ほどの仕返しです。倍返しです」
――その後
「束様大好きです!このまま暮らしたいです!」
「束先輩好きだよ!ずっと一緒にいよう!」
「えっ、えっ?二人とも急にどうしたの!?」
「好きです」
「好きです」
「え…あの二人とも落ち着いて。まっすぐ目を見て真顔で言われるとさすがに束さんも恥ずかし…」
「いつも明るいところが。面白い発明をしてくださるところが。私たちといてくださる束様が大好きです」
「いつも笑ってるところがいつもふざけてるようでおれたちのことも考えてくれる束先輩が大好きです」
「あ…あう、その…私も二人とも好きだよ!大好きだよ!」
「やりました!かーくんさん!今の音声録音できました!」
「よっしゃ!編集して[100分耐久束先輩の二人とも好きだよ!大好きだよ!]をつくるぞ!」
「ぎゃにゃぁぁぁぁぁ!?なんてことをしてくれてるのさ!?か、かーくんの音声だってあるよ!」
「はぁ…?好きなだけ編集してください、面白いの期待してます」
「ああ!かーくんは恥ずかしがらないんだった!?ならくーちゃんに…もういない!?」
その後宇宙船内では束先輩の好きだよ!大好きだよ!という音声が無限ループで流れた。束先輩は顔を真っ赤にしつつ音声を止めにいったのであった。
――本当に束先輩、くーちゃんの二人と過ごせることは楽しいし幸せであると思う。
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