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我輩は逃亡者である
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さて、こんちっわー上代翔だよ。くーちゃんに時間稼いでもらって逃げ出した野郎だよーふふふふふふふ…現在下水道にいます、下水道が似合う泥水滴るダメ人間上代翔だよ!
…ふぅ携帯なくして束先輩とも連絡とれないし。もういいや、くーちゃん助けにいこう。ステルス玉あったら侵入できるだろうし…どうにかなるさ!ならなくても成す!らしくなくてもやってやらぁぁぁぁぁぁぁ!



▽▽▽▽



…いやー実際に入れると引くよね、何か大量のISが街の方に向かってたから警備がザルだったんだけど…アレだ、前にテレビでやってたイオスっての着けた人たちはちらほら居たけどさ。

どうやってくーちゃん見つけるかなぁ…っと!

「あー何で私だけ学園の警備に残らないといけないのかしら?確かにISが全機外にいくのも不味いけどさぁ」

ふむ1機だけ警備に残ってたみたいだ……乗ってる人はトイレに行ったりするよね?するよね?
アレもらおう、一応乗れるらしいし。

――それから10分ほどしたらトイレに向かったのかISを外し走っていった…多分トイレだろう、そうに違いない!…ゴクリ

「よいしょっと!おお、何だかんだではじめて乗ったけど…どうやって動くんだこれ?歩ける気とか微塵もしない。あれ詰んだ?」

くーちゃんの居場所は…お、それは載ってる。ふむふむ、寮の一室にいるのか。予想より好待遇でよかったが…

「あっちの方向だよな…移動するには…スラスターを点火すればいいのか?―ッノォォォォォォ!?」
「ちょ!?あなた何をしてい――きゃあ!?」






なぜかスラスターが全開となりくーちゃんの部屋まで一直線に突っ込むこととなった…途中立ち塞がる全ての壁を貫いて。ゴフォ!?壁に突き刺さった…バリアーシールドって凄い、だってこんなになっても無傷なんだもの。

「きゃっ!?誰ですかッ!……かーくんさん?」
「や、やあ迎えに来たよ?」
「迎えに来る方法がISで壁をぶち破るとかあの世へのお迎えになりかけてましたよ」
「ごめんよ、なにぶん初めてで。でそこにいる人は?」
「わかりません、何か音もたてず侵入してきた変態なので黒鍵で昏倒させました」
「そっか変態ならいいや…なら行こうか束先輩のとこへ」
「ええ行きましょう」

くーちゃんを抱えてスラスターを再度点火し束先輩のもとへ向かう。

「でかーくんさん…ちゃんと操縦できるんですか?」
「あっ……っぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!?」
「きゃぁぁぁぁぁ!」

回転が!回転が止まらない!弾丸のように飛んでいってる…!

「高度が上がりすぎです下げてください!右スラスターの噴射を抑えて!」
「ッッッッ、こう!?ぬぁぁぁ!?」
「何で直角に下がるんですかぁぁぁぁ!?」
「ぬ
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