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我輩は逃亡者である
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り世界から逃げて逃げて宇宙まで逃げましょう!
だってそっちの方が断然面白いですよ!」
「いやそんなことよりって二人とも…え?え…かーくん…?くーちゃん…?ほんもの…?」
「やばいくーちゃん束先輩があの歳にしてボケた。天災の反動かもしれん、頭の寿命を縮めたか…」
「大丈夫です、かーくんさん。例え束様がボケたとしても私たちがお世話しますから。」
「ああ!間違いなくほんものだね!」

そうだ、まごうことなき本物である。で何世界壊すとかエキセントリックなことしようとしてるんですか。

「いや…二人とも居なくなったと思って…その」
「テンパった」
「…その一言で纏められるのも何かなぁ」
「キョドった」
「離れたよ!そうだよ!テンパったんだよ!」

それくらい私は二人を大好きなんだよ!と束先輩は続けた。…ここはボケれないよなぁ。

「はい、おれも二人とも大好きですよ?」
「はいっ!勿論私もです!」

「「ただそれでテンパってここまでするのはない」」
「うぐっ…」
「ま、ここまで思ってくれてたのは嬉しかったですが…束先輩、同じ形の無人機がウジャウジャしててなんかキモいです」
「そうですね私も嬉しかったですが…束様取り敢えず無人機しまいましょう」
「はーい」

そういうと束先輩の近くの箱にゾロゾロと無人機が入っていった…四次元ボックス的なものかあれは。

「では皆さん、改めてお騒がせしました。いやいや織斑くんは突っ込んですまんね」
「ああ、それはいいんだが…上代はどうするんだ?その、これから…」
「え?これからって?」
「いや…戸籍も全て偽物ってわかって世界から追われることになったんだろ?」
「あっ、そうだった。世界から追われてるのは元々だしなぁ、忘れてたわ」
「…でどうするんだよ?」
「そうだね、束先輩パス!」

めんどくせ!ぶっちゃけ普通じゃないことは何となくわかってたし。親のこととか全く思い出せないのはそのせいだったのかーぐらいの認識だよ。だから束先輩あとは任せた。

「え?ここで束さんに丸投げかい!?」
「ほう…でどうするのだ束?」
「ん、んんんん。未遂だし見逃して?ぶっちゃけ束さん今回は最後に無人機出した以外特に何もしてないよね?」
「…我が姉ながら清々しい開き直りだ、言ってることは正しいがなんとも言えない気持ちになるぞ」
「それに亡国本部に突撃して潰してきたし寧ろプラスだよ!」
「えっ?亡国を潰した!?」
「うん、それでプラマイ0で許して?駄目かなちーちゃん?」

たしかに今回は束先輩はそこまでやらかしてないのかな、寧ろISパクって乗ってきた自分の方がヤバそうだ。後ろに脱ぎ捨てたISがほったらかしだ。
…冷静になると冷や汗が止まらん。え?かなりヤバくないかな?


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