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異世界系暗殺者
自己紹介の時間(2016/06/22 一部修正)
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直前に何かしらの肉体強化を受けたみたいだが……。あと、不破さんのテンションが何故かまた上がった。


「ああ。某世界で明王、天剣と呼ばれている破戒僧と感情欠落者の身体能力と知識も含めた戦闘技術。色んな狩人がいる某世界の暗殺一家の毒耐性等を含めた身体能力と知識を含めた暗殺技術。
某暴風族が蔓延る世界の最強の玉璽(レガリア)と全暴風族の(トリック)を含めたA・T技術。そして、殺し合いを含めた戦闘に物怖じしない精神力。以上4つの特典を貰った」
「あ、安慈和尚と宗君の全スペック以外に、ゾル家のスペック。全暴風族のA・T関連技術って、この3つだけでもチート過ぎでしょ。
その上、戦いに物怖じしない精神力って……。ちなみに蜃気楼を応用した分身と瞬歩みたいな高速移動とか可能なの?」
「ああ、炎の道(フレイム・ロード)系の技か?使えるな。ってか、女性専用的な荊棘の道(ソニア・ロード)(トリック)も放つ瞬間に関節を外せば再現できるから、ぶっちゃけ全ての道の(トリック)が使える。
玉璽(レガリア)無しでも縮地が使えるし、炎の道(フレイム・ロード)(トリック)と併用すれば、瞬歩もどきはできるだろうな」


………彼と不破さんの会話を全て理解することはできないが、いくつか分かったことはある。彼には暗殺者としての技量が備わっているということ。そして、かなりの速度で移動することができるということ。

後者については眉唾物であり、前者についても疑わしくはあるが、徒手空拳による破壊力については、黒板を粉々にしたことから証明済み。

彼がこのクラスに加わってくれれば、暗殺対象(ターゲット)の暗殺確率も格段に上がるだろう。地球存続の為、彼には是が非でもこのクラスに入って貰いたい。どうにか交渉できないものだろうか?

俺がそんなことを考えていると、暗殺対象(ターゲット)が彼の肩に触手を置き、話し掛けた。


「触手も無い人の身で瞬歩の真似事が可能。……末恐ろしいとは、正に君の為にある言葉です。しかし、残念ですね。どれだけの才能を持っていても、来年の3月には地球が無くなってしまいます。不破さんが言っていた通り、君は運が悪い」
「は?何言ってんの、このタコもどき」
「いや。そいつの言う通り、このままでは来年の3月に地球は無くなってしまう。そいつ、自らの手によって破壊されてしまうんだ」


暗殺対象(ターゲット)の発言を信じられずにいる彼に対し、俺は暗殺対象(ターゲット)の発言を肯定し、彼に暗殺対象(ターゲット)の説明を始めた。


「…………つまり、そのタコが生きていたら来年の3月には地球が破壊されてしまうから、期限までにタコを殺さなければいけない。
そして、そのタコを日常的に殺せるチャンスがあるのは、そ
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