エドラス編
アースランド
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したようね。よかったわ、あなたたちだけでも無事で」
「シャルル・・・」
「そりゃあ聞き捨てならねぇな!!他のみんなはどうでも・・・って!!本当に消えちまったのか!?」
「・・・うん」
「さっきからウェンディがそういってるじゃ〜ん!!」
ナツはウェンディとセシリーの言葉を聞くと後ろを振り向いてみんなを探す。
「消えたわ。正確に言えば、アニマに吸い込まれて消滅した」
「アニマ・・・!!」
「さっきのジェラールくんの言ってた・・・」
シャルルとウェンディとセシリーがそう言う。シャルルは腕を組み話を続ける。
「さっきの空の穴よ。あれは向こう側の世界、エドラスへの門」
「向こう側の世界〜・・・?」
「エドラス・・・!?」
シャルルの言うことにウェンディとセシリーが驚く、
「お前!!さっきから何言ってんだよ!!みんなはどこだよ!!」
「ナツさん!!」
「ナツくん落ち着いて〜!!」
今にもシャルルにつかみかかりそうなナツをウェンディとセシリーは押さえる。ウェンディはナツを押さえながらシャルルを見る。
「ねぇシャルル、何か知ってるの?そういえば、なんでシャルルとセシリーが無事だったの?」
「・・・」
「僕らだけじゃないよ〜。ほら」
ウェンディの問いに無言のシャルルと何かを指さすセシリー。セシリーの指差した方向からはハッピーが飛んできた。
「ナツー!!何これー!?街がー!!!?」
「ハッピー!!」
「無事だったのね」
無事だったハッピーを見て笑顔になるナツとウェンディ。しかし、シャルルだけは依然として暗い表情のままである。
「私は向こう側の世界、エドラスから来たの」
「「「「え?」」」」
シャルルの言葉に四人は変な声を出す。
「そこのオスネコとセシリーもね」
「「?」」
「どういうこと?」
ウェンディが聞くとしばらくの沈黙が訪れる。シャルルはうつむいたまま話始める。
「この街が消えたのは・・・私たちのせいってことよ・・・」
四人はシャルルの言葉に呆然とするしかなかった・・・
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