エドラス編
アースランド
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いを始めてしまう・・・やれやれ・・・
「あ〜ん♪グレイ様、ケンカしてるお姿も素敵!!」
「ジュビアさん・・・色々と大丈夫ですか・・・?」
ジュビアさんはケンカしてるグレイさんを見てうっとりしている・・・ジュビアさんも変な人だよな・・・幽鬼の支配者にいたときからこんな人だったのかな?
「ぷはっ!雨の日は彼氏とデートに限るね!」
「カナ、お客さんに出す分のお酒は残しておいてね」
樽を抱えて言うカナさんとミラさん。なぜかミラさんはコートを羽織っている。
「あれ?ミラさん、こんな日にお出掛けですか?」
「うん。ちょっと教会まで」
教会?で・・・今日何かあるのかな?
「漢ならもっと強くなれ!!そんなんじゃレビィは守れんぞ!!」
「おぉ・・・」
「わかってるよ・・・」
「エルフマン!行くわよ」
ミラさんはジェットさんとドロイさんを説教しているエルフマンさんに声をかける。ジェットさんたち何したんだ?
「姉ちゃんからも言ってやってくれ!!こいつら、この間仕事でヘマしやがってよぉ、先に伸びちまって結局レビィ一人で仕事を片付けちまったんだとよ!」
「うわ・・・耳が痛ぇ・・・」
「情けねぇ・・・」
ジェットさんとドロイさん・・・そんなことがあったんですか・・・それじゃあ確かにエルフマンさんにしっかりしろって言われますよね・・・
「ジェットもドロイも頑張ってると思うわよ!」
「ミラちゃ〜ん!!」
「それなりに」
「ひでぇ!!」
ミラさんが笑顔でジェットさんとドロイさんにそう言う。でも・・・それなりって言ってもらえるだけまだいいんじゃないですか?
レビィさん一人じゃ大変だったでしょうし・・・
そのままミラさんたちが話していくと、しばらくしてミラさんとエルフマンさんは教会に向かう。
「ミラさんとエルフマン、こんな日にわざわざ教会になんだろう?」
「あ、そっか・・・」
「もうすぐリサーナの命日だったね・・・」
「リサーナさん?」
ルーシィさんの疑問にレビィさんとカナさんが答えるけど・・・リサーナさんって?
「ミラとエルフマンの弟なのよ。仕事中の事故で二年前にね・・・命日が近づくとあの二人、教会に通い出すんだ」
「そう・・・なんだ・・・」
その話を聞いて俺たちは少し暗くなる・・・ミラさんたち、辛かっただろうな・・・
「そういえばあんた、リサーナにちょっと似てるわね!」
「そうなの?」
「ナツと仲いいとことか!」
「え!?ナツさんが女の子と仲良かったんですか!?」
俺は驚いてナツさんに視線を移す。ナツさんはいまだにグレイさんとケンカしている。その脇でジュビアさんがその様子を眺めてるけど・・・目をハートにして!!
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