暁 〜小説投稿サイト〜
観化堂の隊長
4部分:第四章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
からここは腹を括ることにした。
「もう。決める?」
「決めるの」
「うん。もうこれでいいよ」
 僕はまた玲子に言った。
「道観ならそれはそれでね」
「そうね。それじゃあ」
「うん。まあ山は調べたしさ」
 僕はこれで話を打ち切ることにした。
「もう寝ようか」
「そうね。それじゃあ」
「その前に飲む?」
 ここでまた玲子に提案した。
「ビール。買ってあるけれど」
「もう買ってあるの」
「下のコンビニでね」
 こう言って部屋のテーブルの上を親指で指し示す。薄明かりだけの部屋の中でビニールの袋に包まれたビール缶とつまみが入っている。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ