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精霊使いの剣舞〜憑依聖剣を振るうもの〜
六話、フラグ建てます
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浮かべていただろう。そのままルビアの両手を取った

「え? あ、あの?//////」

「そのままで。楽にしていてください」

ルビアは顔を赤くしていたがユウトはそれを無視してあることを行う

氣術 "循環医気"

ここでユウトが前世で編み出した"氣術"の説明をしよう

氣術とは体内の生命エネルギー"内気"と体外の生命エネルギー"外気"を合一化させて身体を巡らせる事で自身の周りの物質の操作や破壊、身体能力の強化、解毒や回復、幻術、エネルギー放出による攻撃を可能とするものである

その中の"身体能力の強化"、"解毒や回復"を他人の身体に応用するのが"循環医気"という技である

効果は触れている間相手の生命力を回復し続け、状態異常の回復を早めるというもの……

理屈としてはお互いの生命エネルギー"内気"を介し、循環の性質を利用して気の流れを整えると考えれば良い

接触し続ける必要があるから戦闘中には使えないが長時間行えば末期ガンですら治せるという便利技である

ユウトは手を繋いだまま発動

ルビアの身体に流れる"内気"を、川の流れを引き込むようにこちらに循環させ、同時にこちらからの"内気"を通して気脈の異常を正常に近い形になるよう整えていく

……あれ?

ユウトはルビアの"内気"に違和感を感じ、少し調べようと思ったが流石に失礼だなと思い無視する

程々の所で切り上げて手を離すと、そこには目を丸くしているルビアの顔があった。 先程まで土気色に近かった彼女の頬に赤みが差している。唇も血色が良くなっているようだ

「いかがでしょう?」

「……嘘みたいに身体が軽くなりました。今のは精霊魔術ですか?」

「いえ、精霊魔術ではなく、"氣術"というものです」

『"氣術"?』

「私が独学で身に付けたもので、精霊魔術とは違うものです」

『へ〜(まぁ)(ふむ)……』

ユウトの言葉に興味を持つエルステイン公爵家の皆…

「まぁ、こんなことしているのもなんですので夕食を続けましょう」

グレイワースの言葉に皆が気付き、夕食が再開された

●○●○

夕食を楽しんだあと、食堂(で良いのかな?)を出るグレイワースとユウト

「ユウト」

少し歩いてからグレイワースが話し掛ける

「昔なにかあったのか?」

「んー。まあね」

「……そうか……」

それ以上は会話がなかった

その後、お互い風呂に入り、一息付いていると……

「ユウトさん!」

クレアがルビアとエルステイン公爵夫人を連れ立って部屋に入って来た

「こらこら、そんなに慌てなくてもちゃんと聞かせるから落ち着きなさい」

「はーい♪」

小走りに駆け寄ってくるクレ
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