暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0984話
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 フレイヤの一発だけで20万、あるいは30万と言われていたBETAの数が7割から8割程がその姿を消した。
 同時に、防衛線を展開していたリニアガン・タンク、ガン・ルゥ、戦車、戦術機の攻撃が一瞬止まる。
 唯一動いているのは、シャドウとメギロートのみだ。
 BETAの方も後ろで受けた被害に関わらず、まっすぐにアンバールハイヴへと向かっている為に、このままでは押し込まれつつあった。
 アラビア半島防衛戦の顛末を知らない者がいるとも思えない。となると、恐らく映像で見たか、実際に見たかの違いか? いや、ここがアンバールハイヴで、更に中東連合軍、アフリカ連合軍もいる以上、あの光景を生で見た者は少なくない筈だ。
 ともあれ……

「いつまでぼうっとしている気だ! 動け! お前達の守るべきものは後ろにいるんだぞ! その為にお前達はそこに立っている筈だろう!」

 オープンチャンネルでそう叫び、同時に他の者達の戦意を高める為に『燃える天空』を突撃級に背後から放って数十匹の突撃級を燃やし尽くす。
 それで我に返ったのだろう。防衛線を展開していた部隊もまた攻撃を始める。
 BETAがここまで押し込む事が出来たのは、純粋に数が多かった為だ。その数の大半がフレイヤで消滅した以上、既にそこにあるのは掃討戦に近い。
 攻めて来たBETAを1匹残らず生かしては帰さんと攻撃が行われ……終わってみれば、被害は俺達が到着する前に光線級や重光線級から遠距離攻撃で撃破された機体のみと、かなり少数の被害に留めることが出来たのだった。
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