マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0984話
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一番新しく攻略されたフェイズ5のハイヴであり、当然その内部はまだまだ……それこそアンバールハイヴと比べても基地化は進んでいない。
だからこそ、それだけの戦力を派遣したのだが。
そしてアンバールハイヴに援軍として来たのが、俺のニーズヘッグと残り1割の実働班の戦力。
その1割はメギロートとシャドウのみで構成されている。
色々と機動力が必要という事で、イルメヤに関しては他の2つの戦場に配備して貰った。
それでも視界いっぱいに広がっているBETAを相手にするには十分過ぎる戦力だ。
さて、始めるか。
「国連軍、中東連合軍、アフリカ連合軍の司令部に告げる。こちら、シャドウミラー代表、アクセル・アルマーだ。見ての通りBETAの攻撃に対する援軍としてやってきた」
『アクセル代表、やはり来てくれたか! こちら、国連印度洋方面第2軍、第8戦術機甲旅団の指揮を執っているドゥーナ・シリール少将だ。現在臨時としてこのアンバールハイヴ防衛軍の指揮も任されている』
映像モニタに映し出されたのは、50代程に思われる浅黒い肌の初老の男。
ただし、このマブラヴ世界の軍人らしく弛んだ様子は見えない。
この外見から考えると、恐らくこの辺の出身なのだろう。
「そうか、よろしく頼むシリール少将。既にこちらの戦力を迎撃をしている部隊の援軍に回しているが、構わないか?」
『勿論だ。こちらとしても、今のままではいずれ押し切られていただろうからな』
なるほど。権威に凝り固まった様子はないな。現場主義の軍人か。……現場主義で少将まで出世したってのは色々と凄いが。
いやまぁ、BETAとの戦いの最前線でもあるアンバールハイヴを護衛する国連軍の指揮官だと考えれば、権威主義とかプライドだけが高くて能力は低いような人物を充てる訳にはいかなかったんだろうが。
「そう言って貰えると助かる」
向こうの同意を取り付け、少し安堵する。これならこちらの次の行動をあっさりと許可するかもしれないな。
「それでこれからの方針だが……いや、その前に一応聞いておこうか。そちらではどうする予定になっている?」
シリールとの会話を交わしつつ、ニーズヘッグは前線へとその姿を移動させる。
当然そうなればBETAの前衛である突撃級の後ろ、中衛や後衛に位置している光線級、重光線級によるレーザーの照射を大量に受けているのだが、その全てがEフィールドによって防がれている。
そんな状況でヒュドラのビーム砲や、ランツェ・カノーネでビームを連射しつつ、アンバールハイヴへと向かってきている突撃級を片っ端が撃破している。
狭い場所で戦術機が突撃級と戦う場合は、突撃級の死骸が邪魔になって非常に面倒な事になるって話だが、幸いここは外だし、何より遠距離からの攻撃が
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