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闇の夜に
一人静に
揺蕩たえば
想いぞ巡りて
君ぞ愛しき
月の見えない夜、一人…部屋で物思いに耽る…。
彼のことばかりが浮かんでは消え…益々彼が愛おしくなってくる…。
彼は今、何をしているのだろうか…?
何か困ってはいないだろうか?
風邪でもひいてはいまいか?
ちゃんと食べているのだろうか…?
心配ばかりする自分に…苦笑せざるを得ない…。
朝へと
続く想いの
浅はかさ
涸れし涙は
露となりぬる
明日へ続かせてしまうこの想い…とても浅はかだと思う…。
どれだけ想いを募らせようと、彼は愛してくれないだろう…。
もはや涸れ果てた涙の代わりか…朝の夏草には、光に輝く露が乗っていた…。
流した涙が…この露になったのだ…。きっと…代わりに鳴いてくれたのだろう…。
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