暁 〜小説投稿サイト〜
詩集「棘」
棘 〜君に会いたくて〜

[8]前話 [2]次話


繋がらない想いの端は
一体…どこにあるのだろう?
ほつれてしまった君との時間
取り戻したい僕は…何処に在るべき?

人を愛することは…ただの感傷?
ましてや綴った文字もムダなだけ?

開け放つ窓の向こうには
当たり前の日常が過ぎていた
君に届くはずのない声を
僕は上げ続けているよ…棘一つ…


メールがない 手紙も来ない
当然…あるわけがないね
気がつけば君との思い出を
心に浮かべてばかり…どうしたらいい?

会いたいと想うのは…僕一人?
君はカケラも想ってはくれない?

吹き込んだ風が叱るように
僕の前へと「今」を運んできた
それでも消せない君への愛を
僕は百の詩(ウタ)にする…
棘一つ…

貶され 苦しみ 泥に塗れても
君への想い変わることはない
困らせるなんて嫌だけれど
それでも止められない…棘一つ…

開け放つ窓の向こうには
当たり前の日常が過ぎていた
君に届くはずのない声を
僕は上げ続けているよ…棘一つ…

君に会いたくて…淋しくて…

心ん中…

棘だらけ…





[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ