ギルダーツ
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な地響きを建てて変形を始める。
「ええ!?」
「う・・・ウソ!?」
「なんなのこれ!?」
「建物が〜!?」
「動きすぎ!!」
俺たちは町が変形する姿を見てただただ驚くしかない。その後も町は変形を続け、気がつくと町の入り口からギルドまでの一本の道ができていた。
「町が、割れたー!!?」
「ギルダーツは[クラッシュ]という魔法を使う」
「触れたものを粉々にしちゃうから、ボーッとしてると民家も突き破って歩いて来ちゃうの」
「どんだけバカなの!?そのために町を改造したって事!?」
エルザさんとミラさんの説明にルーシィさんが驚く。しかし・・・普通そこまでやるか?いくらなんでも・・・
「やりすぎだろ・・・」
「すごいねシャルル!!セシリー!!」
「うん!!すごい〜!!」
「ええ。すごいバカ・・・」
ウェンディとセシリーは何故か喜んでる・・・俺とシャルルはあまりのやり過ぎ具合にあきれてしまう。
俺たちがそんな話をしているとその道から一人の人影が見えてくる。
「来たぁ!!」
「あい!!」
ナツさんとハッピーがそう言う。俺たちはその人影がこちらにやって来るのをそちらを見ながら待つ。
そしてギルダーツさんはギルドの中にゆっくりと入ってくる。
「ふぅ」
ギルダーツさんは疲れたのか、ため息のように息を吐き出す。
この人がギルダーツさんか・・・年齢は40代ぐらいかな?服装は黒いローブのようなものを羽織っていた・・・しかし、俺は髪の色を見て一瞬驚く。
「赤色・・・」
ラクサスさんの言っていた赤髪の男に気を付けろって、もしかして・・・
「そんなわけないか・・・」
いくらなんでも仲間に気を付けろなんて言うわけないよな?妖精の尻尾の魔導士が仲間に危害を加えるわけないし。
「ギルダーツ!!俺と勝負しろ!!」
「いきなりそれかよ!!」
ナツさんがいきなりそう叫ぶのをエルフマンさんが突っ込む。ナツさんってそんなに誰かと勝負したいんですね。
「おかえりなさい」
「この人がギルダーツ・・・」
ミラさんがギルダーツさんに笑顔で挨拶し、ルーシィさんがギルダーツさんを見て呟く。
ギルダーツさんはミラさんを見て話し出す。
「むっ、お嬢さん。確かこの辺りに妖精の尻尾ってギルドがあったはずなんだが」
「ここよ。それに、私ミラジェーン」
「? ミラ?」
ギルダーツさんはミラさんを見つめて何かを思い出しているようだ。
「おお!?随分変わったなお前!!つかギルド新しくなったのかよー!?」
「外観じゃ気づかないんだ・・・」
ギルダーツさんはギルドを見回しながら言う。そういえば最近ギルドを建て替えたって言
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