ギルダーツ
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「ええっ!?それってエルザより強いってこと!?」
「ウソ!?」
エルザさんより強いって・・・どんだけ強いんだ!?まるで想像できないんですけど・・・
「私など足元にも及ばんさ」
「ど・・・どんだけヤバい人なのかしら・・・」
エルザさんですら足元にも及ばないと言わしめる魔導士ですか・・・きっとすごいんだろうな〜・・・
俺がそんなことを思っていると ギルドの皆さんはまるで宴会でも始まったのかと思うぐらいの盛り上がりを見せる。
「どうでもいいけど、この騒ぎよう何?」
「お祭りみたいだね!シリル!」
「すごいね!!いつもの騒ぎの比じゃないね!!」
「本当騒がしいギルドね」
「すごいすごい〜!!」
俺たちはギルドの皆さんの騒ぎようを見てそう言う。ギルダーツさんが帰ってくるって聞いただけでこの騒ぎって・・・何かあるのか?
「みんなが騒ぐのも無理ないわ。三年ぶりだもん。帰ってくるの」
「三年も?何してたんですか?」
ミラさんにルーシィさんが聞く。三年も帰ってこないなんて・・・仕事かな?
「S級クエストの上にSS級クエストってのがあるんだけど、そのさらに上に10年クエストって言われる仕事があるの」
「10年クエスト!?」
「それはどんなクエストなんですか?」
俺は気になってミラさんに質問する。まさか「クエスト完了するのに10年は覚悟してね♪」ってクエストじゃないですよね?
「10年間、誰も達成した者がいない。だから10年クエスト」
エルザさんが変わって説明してくれる。なんだそういうことか・・・ちょっと安心・・・するわけないじゃん!!10年も達成者がいないなんて・・・すごい難しいクエストじゃないですか!!
「ギルダーツはそのさらに上・・・100年クエストに行っていた」
「100年クエスト!?」
「100年間誰も達成できなかったってことですか!?」
「ああ」
エルザさんの説明に驚く俺とルーシィさん。エルザさんは平然と返事をするけど・・・100年も誰も達成できない仕事って・・・どんな仕事なんですか!?
『マグノリアをギルダーツシフトに変えます!!町民の皆さん!!速やかに所定の位置へ!!』
すると今度は外からそんなアナウンスが聞こえてくる。ギルダーツシフト?
「それにしても騒ぎすぎじゃないかしら?」
「なんでだろう?」
「町の方もすごい賑やかだよ〜」
「だよな?ギルドの皆さんはいつものこととしても・・・」
俺たちはギルドのみならずマグノリアの町全体が賑やかなことに疑問を持つ。いくらなんでも騒ぎすぎだよな?
「マグノリアのギルダーツシフトって何?」
「外に出てみれば分かる」
エルザさんにそう言われたので俺たちは外に出てみる。すると町は大き
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