しゃべるしゃべる
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は。どうしてかはそのうち説明しよう」
「これは蛇足だが、私を留めて置くのにも、通常は多くの魔力が必要だ。だが、『アーチャー』である私にはちょっとした特技のようなものがあってね。それも上手く使いながら節約しているというわけだ」
「分かったかな?つまり、マスターの魔力が少ない、という事は決して無い。むしろ異常なほど多いだろう。正確に言うなら多かった、か。私を呼んだのが何よりの証拠。しかし現状では、私を正常に動かすには些か以上に魔力が少ない、という認識で間違いない」
「コントラクト・サーヴァント、だったか?こちらの世界にとっての令呪のような物と見て間違い無いだろう。契約と共に使い魔を縛る。いい意味でも悪い意味でも。ん?私としたいと言うなら、止めはしないが、勧めはしないぞ。私との繋がりが強くなって、今以上の魔力を奪う結果に成りかねないからな。魔力の限界以上の消費は、即ち死を意味する。あぁ。やめておく方が賢明だ」
「さて、今日はこの辺でいいかな。まあ私のような存在を呼んでしまった君には同情するが、仕方ないと思って我慢してくれ。どうしても辛くなったら、迷わずその最後の令呪を使うんだ。そうすれば、私との契約は切れ、魔力の消費は無くなる」
「……そうか、君は頑固者だったな。なら、今の言葉は忘れてくれ。それではおやすみ、マスター。いい夢を」
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