第二章 世界からの逃亡者三人。
19.ハジメテノオツカイ
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でもいいし早く取るもの取って帰ろうか」
「そうですね、早くいきましょう」
――途中料理を食べて泡吹いて倒れてる織斑一夏を見かけてマドッチが笑いそうになった。
……がドンドン顔が青くなるのを見て笑えなくなっていた。近くにいた他の娘たちに彼の生死がかかっているのだろう、強く生きてほしい。
▽▽▽▽
その後無事誰にも気づかれることなく地下へと侵入、コアをgetしたのであったが
「無事ゲットできてよかったよかった」
「そうですね、マドカさんのISで緊急離脱ということがなくてよかったです」
「まあ私からしたら仕事がなかったのだがそれはそれでよかった」
「いやー怖いぐらいすんなりいった、初めてじゃないかなこんなの?」
「ほう、そうか残念だったな。その初めてはお預けだ」
「え?」
「え?」
「え?」
――後ろを振り返れば背後に修羅を携えた世界最強ブリュンヒルデ……織斑千冬がいた。
「うぁぁぁぁぁぁあああ!?」
「アホの特殊部隊がセキュリティにかかってようやく侵入者を阻止できたと思ったら貴様らのような鼠が入っていたとはな」
「くっ、ワールド・パージ!」
「こい!サイレントゼフィルス!」
「逃げるぞくーちゃんマドッチィィィィ!!」
くーちゃんのワールド・パージで時間を稼ぎマドッチのISで逃亡しようとしたのだが……
「ふっ、大気成分を変質させ幻影を見せる能力か……確かに凄いが、私には効かんぞ!」
「なっ!?」
「マジ理不尽だ!」
ワールド・パージが発動してるとは思えない…というか言葉通り効いてないのかまっすぐこちらへ向かって…せめてくーちゃんの盾に……え?
「ちょっ、ガードすり、抜け……っ!マドッチ頼んだぁぁぁ!ごぱっあ!?」
「む、飛ばしすぎたか……」
蹴りがガードしてた腕すり抜けてきた!?そのまま自分が海へとブッ飛ばされたって現実が現実として思考に追い付かない……!
▽▽▽▽
「に、逃げるぞクロエ!ステルス玉の準備を!」
「ええ!海へ行ってくださいマドカさん!」
「逃がすか!フンッ!!」
――そういって点火直前のスラスターに千冬がまるで砂糖菓子のように蹴り抜いたコンクリートが散弾のように直撃し……左スラスターが爆ぜた。
「なんてチート系姉さんだ!?」
「バリアーシールドはどうなってるんですか!織斑千冬が放つ攻撃には零落白夜が常に発動してるとでも!?」
「チッ、狙いがずれたか。次は外さん」
そのことにマドカとクロエが驚き錯乱しかけてる間に千冬は無情にも再度蹴りによるコンクリート散弾を放とうとしていた。
「く、クロエ!このまま海に突っ込むぞぉぉぉ!」
「はい!直撃したらスラスターどころか死
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