第二章 世界からの逃亡者三人。
16.その色はない。
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
現在とある施設……と思い込んでいたIS学園へと来ています。そして久々に逃亡!水色がやってくる……!
▽▽▽▽
「かーくん今日文化祭にいってきてほしいんだよ。はいこれ撮影用サングラス、変装も兼ねてるよヤッタネ!箒ちゃんのクラス喫茶店らしいから、1-1だからよろしくね!」
と寝起きに言われるがままに勢いに流されてきてしまったが……ここおれ拉致された施設じゃん!?
学園が子供を拉致するなんて……世も末だと思う。
しかしモノレールに乗った時点で気づくべきだったなぁ。と思いながら高校に言ってないので学園祭というものに少しワクワクしている自分がいる……束先輩もそこ考えて、ないか。
「でも束先輩特製の偽造招待状で入れたのはさすがだよね」
あの人なら完璧な偽札だってつくれそうだ。
とか思いつつ目的地の1-1へ向かおうとしたのだけど……
「あっ!ちょっとそこのサングラスのおにーさん、ストップ!」
「なんですか……水色の髪をした人?いや水色の頭とか不良か。先輩に妹のいる学園に不良がいると電話したげよう」
「貴方いきなり出会い頭に失礼ね……私はこの学園の生徒会長よ」
ババッと扇子を閉じて広げながら水色不良はそう言った……いやだって水色の髪って……
閉じてから開いた扇子には[驚愕]と書いてあった、その扇子に驚愕だよ。
「へー……でおれに何か用ですか?」
「うん……ちょっと付き合ってほしくて。ダメかな?」
「初対面で自分を不良呼ばわりする人間に上目遣いで告白する人間はだいぶん駄目かと、主に常識面が」
「違うわよ!?ちょっと着いてきてほしいってことよ」
「だが断る」
いきなり知らない人間についていくやつはいない…今どき小学生とかにそんなこと言ったら防犯ブザーならされるよ?
「いいから来なさい!……貴方の招待状と同じものを持った人がいるのよ。その人は確認したら娘から貰ったものだったのだけど……いや貴方はどうしたのかしらね?たっちゃんに教えてくれないかしら?」
「ささささ、さあ?先輩にもらいました!ではさよならたっちゃん!」
走れ!逃げろ!風になるんだッ!チクショウやっぱ来なけりゃよかった!束先輩凡ミスしてんじゃん!
「待ちなさい!」
「くらえ!タバえもん製の手榴弾!」
「なっ!?こんなところでッ!ミステリアス・レディ!」
束先輩から貰った対追手ように貰った手榴弾型スモーク弾を投げつけたが本物の手榴弾を投げたと思われたみたいだ……そんなもの投げないけど。
――そして展開したISから出た水で手榴弾を包み込んだ。そしてそのなかで不発となる色とりどりのスモーク。水がカラフルになっていく様に目を白黒させるたっちゃん。
今のうちにサヨナラ!……ISから水か……消
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ