第二章 世界からの逃亡者三人。
16.その色はない。
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しょう!」
「お、おう!IS展開しなくてよかったぜ……」
何処かへ飛んでいったモンスター球を追いかけていく男子生徒とたっちゃん。
そしてISを解除して全力で逃亡するオータムさんとおれ。
久々に逃げ続ける一日だった……今度があれば見つからないよう行動する!絶対にだッ!
▽▽▽▽
「束先輩はおれに恨みがあるんですね」
「え?どうしたの帰ってきて早々に」
「IS学園に行かせるとは……あそこ一回拐われて連れてかれたとこでしたよ。しかも水色の髪をした宇宙人みたいな生徒会長に追いかけられたり大変でした」
「いや、拐われて連れてかれたわけじゃないんだけど……まあ招待状はごめんよ、そこまで確認しないだろうとタカくくっちゃってた、それにいざというときにはかーくんが逃げれるようにしてたから!まあ次は皆でいこうか!」
「次!?てか皆で行くと余計に追われますよ!」
「大丈夫!学園でやるイベントじゃないから!」
せめて多少変装してくださいよ。えー……まあバレないようにするよ、そういやかーくんはバレなかった?などとなし崩し的にまたIS学園に行くことへとなった。
しかし変装くらいしてくれないと困る、世間では束先輩有名みたいだし。有名じゃなくても目立つ格好してるし。
因みにいざというときの手段は学園の外の海に無人機を置いてたそうな、ありがたいけど束先輩がISの使い方が荒い。
「束様、どこかへお出掛けになるんですか?」
「おー、くーちゃん。今度皆でお出掛けしよう!学園祭はかーくんが一人で行っちゃったし次にあるイベントにでも行こう!」
「ちょっと待て!行きたくて行ったんじゃなくて束先輩がいかせたんでしょーが!それも妹を盗撮するために!」
「束様……いえ、例えそれが世間から侮蔑の目で見られる行為であったとしてもし束様がそれを行っていたとしても私は束様を信頼してますし信じてます」
「ぐっ!?……ごめんなさい、これからはなるべくしません!」
「なるべくなんですか……」
「まあ束様ですから仕方ないですよ」
「くーちゃんどういう意味!?」
そのままの意味だと思う。そのうち懲りずにまたやりそうだし。
――しかしその後くーちゃんも皆でお出掛けしたがり結局イベントへと行くことになったが今度は無事行って帰りたいものである。
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