第一章 ただいま逃亡中ぼっち。
07.あれ、なんでこうなった?
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
まったくメカウサミミったら人が悪い…」
つまりこういうことか!
「珍しい名前ってことですね」
「違ーう!名前聞いてもわからないとは思わなかったよ!」
「よかったな束、お前が思ってたより存外世界は広いらしいぞ?」
「むきー!篠ノ之束と言えばIS開発者だよ!それが私!」
「IS開発者…?」
「そうだよ!」
…このメカウサミミの痛い人が?
「ないわー」
「なんでさ!?」
「だって少し痛い格好した人を命の危機に陥れようとする人がそうだと言われてもちょっと…」
「まったくだ」
「さっきからちーちゃんはどっちの味方なの!?とにかく私が篠ノ之束でIS開発者なんだよ!篠ノ之束がIS開発者ってことは知ってるでしょ!?」
「知りません」
「えー……」
そう肩を落とさないでほしい、歴史は苦手なのだ。織田信長がイチゴパンツかぶって本能寺で変になったくらいしかまともに覚えてない。
それとさっきから叫び続けてるが疲れないのだろうか?
「君のせいだよ…それにこんなに疲れのは久々だよ」
心を読まないでほしい、いや顔に出ててたのかな。口には出てないと思うのだが。
それにしてもそろそろ逃げたい、文句言う気分でもなくなったし。密航船が捕まったであろう場所からはある程度離れているがまだ見つかる可能性はあるし…でもこのままでは抜けにくいなぁ。もうこの人ちーちゃんさんに任せていいかな?
「ちーちゃんさん」
「ぷぷっ、ちーちゃんさんだって「はぁっ!」ふべ!?」
「おい何だその変な呼び方は。私の名前は織斑千冬だ」
「そうでしたか、失礼しました…ん?つい最近どこかでそんな名字を耳にしたような…」
「おーい束さんも話に混ぜてよ!」
「ふっ、そうだろうな私の弟は織斑一夏。IS操縦者だ」
「あーそうでしたか、どおり…で……え?」
「ぶー束さんを無視するなー!」
あれ?この人の弟が織斑一夏で織斑一夏は男性操縦者で男性操縦者の姉は世界最強ブリュンヒルデで織斑一夏の姉であるコノヒトはブリュンヒルデで…!?
「ようやく会えたな上代翔、会いたかったぞ」
「ハハ、ハ…始めまして織斑さん…」
ヤバいヤバいヤバいヤバい!笑ってるように見えるけど滅茶苦茶恐い、空港であったボーデヴィッヒさんの睨みが霞んで見えるくらい恐い!ってか世界最強と天災は知り合いだか友達って聞いたことが…まさかこのメカウサミミ本当にIS開発者!?いやそんな場合じゃない!この人が織斑千冬であるなら逃げれな…いや、まだだ!
諦めたらそれまでだ
「いーもん、いーもん!束さんはもう帰るよ!」
「連れてって束さん!」
僕と契約して共犯者になってよ!
「へ?」
「なに!?」
とにかくここを凌げ、上代翔…!
「いやー束さんがIS開発者だったなんて!能ある鷹は爪
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ