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我輩は逃亡者である
第二章 世界からの逃亡者三人。
12.IS合体!
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「あとは家事が壊滅的なとことか」
「…それは確かにそうですね、私が束様よりできることといえばそれですし。因みに織斑千冬も家事が壊滅的みたいです、弟にやってもらってるとか」

世界レベルの天才たちは家事ができない呪いでもかかってるのだろうか?

「まあ誰にでも苦手なことはあるんだね、そろそろ晩御飯食べいこうか?」
「そうですね…束様が行かれているところへ行ってみましょうか?」
「おーそうしようか、ちょうど束先輩も地図置いていってるし」
「束様のことです、来てほしかったのかもしれませんよ?」
「そうかもね。店の場所に赤マルして矢印で指して『ココ!』って書いてあるし」
「では、少しはやいですけど行きましょうか」

今日はくーちゃんと色々話せたので少し仲良くなれたと思う。

−−晩御飯には少し早いが店までの移動時間も考えてもう出ることにしたのであった。






▽▽▽▽


所変わってファンタとタコスならぬ亡国機業(ファントムタスク)のオータムさん


「くそっ、何でわたしがわざわざ子供二人を人質にするために来なけりゃならねーんだ」
そりゃスコールの言う通り人質の有効性もわかるがそれならそれで他のやつ…Mにでも任せればいいのに。

−−そんなことを思いながら篠ノ之束の連れがいる部屋の前まできたオータムは…憂さ晴らしもかねてIS《アラクネ》でドアを吹き飛ばして中へと入っていった。

「オラッ!ガキども大人しく……あれ?」

−−既にもぬけの殻となった部屋へと。

「…やべぇ!スコールに怒られる!何処だ!どこにいる!?」


ただでさえ憂さ晴らしでホテルのドアを吹き飛ばしてしまったのだ。

――スコールには抵抗されたとか言い訳しようとしてたのに子供が二人ともいないのでオータムの焦燥感はマッハでトップ高となったのであった。

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