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我輩は逃亡者である
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あの海岸での出来事を境に一人でなくなった逃亡劇。

――しかしそれは今までの逃亡劇がほんの序章であると思い知らされることとなる出会いであった。



「かーくんこれからよろしくね!」

「かーくんさんよろしくお願いいたします」

「あー上代翔にはいつ会えるんだ?」

「束め……いったい何を考えている?」

「ほら酢豚よ!」

「ここがラボ……片付けましょうよ」

「嫁が痙攣している!これはセシリアの料理……!」

「ハッハッハ!逃げるよ!くーちゃんかーくん!」

「翔さん、磯の香りがきついです。はやくお風呂に入ってください」

「これからどうするかなー……ほんとどうするか」

「ふぅん上代翔ねぇ…へぇーそういうこと」

「一夏どうした?何やら元気がないが?」

「何だかもう上代翔に会えない気がしてならない……」




――そして新たな章が幕を開ける。




「束さんの夢はね……世界に裏切られたんだよ。だから……」

「束様どうなされましかた?」

「私は人の子ではありません、ある実験から生まれたんです」

「千冬姉、上代翔の戸籍が偽物だったってどうゆうことだよ……!」

「わたくしの料理が不味いですって!?」

「バカか……!?こいつは兵器なんて枠じゃ収まらない代物だぞッ!」

「くっ、こんなことが!?一人でIS部隊を壊滅させる力などデータにはなかったのに!」

「今はじめてやったからね!」

「悪く思うな上代翔、世界のためだ」

「彼はまさか……?」

「逃亡者 上代翔ね……」

「あいつは本当は“居なかった”んだ」

「姉さんは何が目的でこんな…ッ!?」

「おれの夢?自由に…え、具体的に?えー……?」

「私達亡国機業は世界のバランスの、平和のため篠ノ之束を消すわ」

「まさか上代……お前まともな人間ではないのか?」

「なにもかもどうでもいい。ただ私は織斑、織斑千冬に!姉さんに復讐を!」

「おねーさんを舐めてもらっちゃ困るわ、もう逃がさないわよ!」

「とっとと死ね!クソガキィィィィィ!!」

「織斑マドカだって……?なんで千冬姉の顔を…ッ!?」

「嘘でしょ……こんなことって」

「あっ、あ……あ?う、腕がぁぁぁぁぁぁぁぁ!?ッッッッッア!?!?」

「上代翔ぅぅぅぅぅぅぅ!!」

「例え世界が敵にまわろうとろ束様と翔さんだけは!世界を騙りなさい!ワールド・パージぃッ!」

「それがサード・シフトだと!?」

「そんな小細工でどうにかできると思われたとは……舐めるな餓鬼が」

「ぐぎっ!?ぎゃぎぐぎぁぁぁAAAAAAAAAAArrrr!!!!」

「……誰
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