本当の強さ
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ウェンディはタンさんに笑顔でお礼を言う。タンさんに出会ったおかげて、ウェンディはさらに成長したのかもしれないな。
俺がウェンディを見ていると今度はサラさんが俺に手を出す。
「あんたたちのおかげでタンと一緒になれたわ。ありがと」
「いえ。サラさんの病気が治ってよかったです」
俺もサラさんと握手を交わす。サラさんは突然俺を引き寄せると小さな声で耳打ちする。
「ウェンディちゃんと仲良くね」
「なっ・・・サラさんこそタンさんとラブラブしてください!」
「なっ・・・ち・・・違っ」
サラさんは俺にそう言われると顔を真っ赤にする。まさかのカウンターにやられたな。ドンマイw
「それでは皆さん!!ありがとうございました!!」
「サラさん!タンさん!お幸せに〜」
「ありがとう!!ウェンディ!」
「じゃ・・・じゃあね」
俺たちは村の人たちに手を振りながら村をあとにする。サラさんとタンさん・・・うまく行くといいなぁ。
列車にて・・・
「「「「疲れた〜」」」」
俺たちはマグノリア行きの列車に無事乗ることができ(切符代はサラさんたちにお借りしました)席に座って一息ついている。
「まったく・・・あんたいつのまにか怪物男と仲良くなってるんだもの!」
「シャルルこそ、森の人たちの仲間みたいになってたじゃない!」
「私はあんたを助けようと必死だったのよ!!」
「おい・・・お前ら・・・」
「二人とも〜。落ち着いてよ〜」
二人は席につくなり突然言い合いを始める。この二人は仲はいいのに・・・突然言い合いを始めるから勘弁してほしいよ・・・
「あ・・・」
「どうした?」
ウェンディはスカートのポケットから一枚の紙を取り出す。なんだ?
「ナナル村の依頼書・・・」
「入れっぱなしになってたのね」
「かばんはおいてきちゃったのにね〜」
「それは言うなよ」
ウェンディはポケットから取り出した依頼書を見つめる。
「私・・・ギルドを出るときは絶対にシリルと二人で解決するんだっていってたよね・・・」
「そういえばそんなこと言ってたね〜」
ウェンディに言われて思い出す。そういえばそんなこと言ってたな・・・俺も頑張ろうって思ってたし。
「結局ナツさんたちに助けられたけどね」
「まぁでも・・・二人とも頑張ったわよ」
シャルルは俺たちが落ち込んでいると思ったのか、慰めるように言う。俺は別に気にしてなかったけど・・・
「ううん。違うの。私ね、わかったことがあるんだ」
「わかったこと?」
ウェンディは俺たちを見ながらそう言う。何がわかったんだ?
「うん!ナナル村の事件を
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