第五話 英国の家
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からまた今度考えようと思ったエメは杖を使わないで魔法を使うことはいったん諦めて、思考を他に移す。
紅茶を一口啜ったエメはロタロタに質問する。
「庭は色々と防衛装置が置いてあると思うけど、運動する場所ってあるのかな?」
「えっと、中庭がクディッチ用の広場になっています。外庭は防衛用の装置が多くて危険なので、運動ならそこでやるのをお薦めします。」
「分かった。ありがとう」
寝に行こうと部屋を出て行くエメの言葉にロタロタは軽く目を見開くと「さすがはアーロン家ですね」と1人呟いた。そして、はしゃぎまくって家中のあっちこっちを駆け巡っていた影響か、ホットミルクを飲んだら眠くなって寝てしまったほのかを魔法で浮かび上げて、ほのかの部屋のベッドまで運んで行く。
ほのかに布団を被せて微笑むと、ロタロタも自分の寝床へと戻っていく。
……1人を残し、アーロン家は皆が眠りについた。
動き続けるのは、時間を忘れた少女のみである。
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