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魔法少女リリカルなのはstrikers――六課の鷹――
プロローグ&第一話
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チを避けなかった?」とホークは問う。
「簡単な事だ。お前には私を攻撃する気が無かったからだ」と淡々と答えるシグナム。
「流石、だな。だが、次は無い。覚悟しておけ」
「その言葉、嘘で無い事を期待しているぞ」
と、シグナムは言いながらレヴァンティンを振り払う。バック転をして、ホークは避けつつ体勢を立て直した。
「はあぁ!!」
シグナムは鋭い突きを繰り出す。しかし、ホークもそこまで甘くは無い。昨日のシチュエーションを思い出す。――あの時は両手剣で、大ぶりな攻撃をした後の突きだった故によろめいた。今は違う。何故ならば、真面に対処できる体勢であるから。
レヴァンティンの柄の部分にまで手を引き寄せたのを確認した後、シグナムの手を地面に叩きつけ、後方宙返りをしながらキック、所謂サマーソルトキックを繰り出し、そのままジャンプしてレヴァンティンを高く蹴り上げる。自分自身は落下しながら両手に一つずつ光線銃を持ち、二丁で何度も撃ち抜いていたが――
「やらせはしない!」とシグナムがホークの目の前に現れる。レヴァンティンを集中的に狙っていたホークの体はがら空きである故に、回避できるもので無い。わき腹をほとんどカウンター気味に打ち込まれた。
「うぐっ!」
と、ホークがダメージを受けつつもくるりと体を回転させて、着地する。シグナムはレヴァンティンを手に取る。
「待ち戦法ばかりじゃ、しょうがねえ。このジェットブーツスタイルに適していないが……。それでもだ!!」
ダッシュして、近づく。急な戦法が変わったので、何かが来ると思ったシグナムは咄嗟に防御魔法、パンツァーシルトを貼る。
「ホーク……スラッシュ!!」
と、叫びつつ瞬時に残像を残しながら高速移動する。当然、パンツァーシルトに弾かれてしまう。しかし、それこそが狙いだった。
「かかったな!」
ホークは腰に着けていた反射装置を蹴り飛ばす。装置自体を防御するのは簡単だ。
「ぐっ!?」
シグナムの張っていたパンツァーシルトを強制的に打ち消してしまい、シグナム自身も軽くパンチされたかのように吹き飛ぶも、すぐに体勢を立て直す。ホークは蹴り飛ばした装置をブーメランの如く手元に戻し、腰につけ直した。
「今のは? その蹴り飛ばした装置に何か仕掛けでもあるのか?」
と疑問を投げかけるシグナム。自分の張っていた防御魔法がかき消された上に、蹴り飛ばした小型の円形装置に軽くではあるが、吹っ飛んだのだから。
「簡単な話だ」とホークは装置をリフティングしながら説明する。
この装置はケースバイケースに応じて使う物。相手の魔法を反射しないで一方的に打ち消しつつ相手を吹っ飛ばす時に使うバニシングモード、相手の魔法を反射してその魔法を自分の所有権として使えるリフレクトモードの二種類があること。
自分の周囲を覆
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