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魔法少女リリカルなのはstrikers――六課の鷹――
プロローグ&第一話
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話を聞いていた。はやてもずっと話していたためか、少しだけ疲労が見える。
「大丈夫ですよ。はやてちゃんの方がずっとしゃべりっぱなしだったんですし」
「いえ、主はやてに比べれば大したことありません」
「そうそう。はやて、隊長って感じでかっこよかったぞ」
シャマル、シグナム、ヴィータが声をかける。「それじゃ、解散」とはやてが言おうとするも、ホークが「待った」とはやてを制した。
「突然で申し訳ない。俺をテストしてくれないか? 俺自身の今の実力がどの程度なのか、それを純粋に知りたい。誰に相手してもらうかも、決めてある」
「つまり、模擬戦闘がしたいんやな。ちょうどええわ、うちもあんたの実力を改めて知りたいと思っていたわ。それで相手、って言うのは?」
「相手はシグナム、だ。理由は俺も捕まる前までは、両手剣のデバイスを持っていた。彼女も剣のデバイスを使用するってことも既に調べは付いている。勿論、あんたにはランク的に見ても敵わないことぐらいは分かっている。だが、だからと言って……。戦いを挑まずにはいられない」
はやては勿論、シグナム以外のヴォルケンリッターの面々はホークを戦闘狂の一人とさえ思った。それは、その場にいたグリフィス、なのは、フェイトも思った様だ。シグナムは「ほう、なかなかいい面構えだ。ハキハキした喋りからもネヴィルの覚悟が伝わる」と、素直に感想を述べる。
「良いだろう。その真剣な目、私も騎士として応えなければならないな。全力でいかせてもらうぞ」
「ああ、そうしてくれ」
二人の間では、既に意識が戦闘モードの状態だ。この状態で、何を言っても無駄と思ったはやてが呆れかえる。
「ホーク、あんたの使っていたデバイスは返しておくわ。光線銃と魔力反射装置は……」
「デバイスだけで良い。そもそも、両手剣の時はその二つを使わないからな」
「分かった、あんたは先に訓練場に行っててな。シグナムも」
「分かりました、主はやて」とシグナムが凛とした声で答える。
昼を過ぎても、訓練場は快晴で雲一つない絶好の天気だった。ホークはデバイスを取り返し、青のベストに黒のタンクトップ、黒のズボン、両手に指貫グローブというバリアジャケットに着替える。当然、シグナムも騎士甲冑を展開して、準備が完了。
「本当はメカを相手に、想定していたのだろう。だが、俺のワガママを通してくれて感謝する」
「気にするな。さあ全力で来い、ネヴィル!!」
「では……本気で行かしてもらうぞ!!」
お互いに剣型のデバイスを手に打ち合う。ホークは、力任せにシグナムにデバイスを繰り出す。しかし、シグナムは余裕からなのか、口元に笑みを浮かべ、それらを苦も無く避ける。ホークの剣を振りかぶられたものが、振り下ろされるのよりも素早く正確に、シグナムがレヴァンティンを突き出す。勢い余ってホークは
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