第二十九話
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!」
なのはは縦横無尽に飛び回りながらも一気に毛玉に飛び入っていって一閃。
「俺達何もすること無いな」
「くぅん」
側に居た久遠に愚痴りつつ、戦闘を眺めていると、切り裂かれた毛玉は霧散して、中から青い菱形の宝石のような物が三つ現れた。
「なんだろう?この宝石」
なのはは手に取った宝石を物珍しそうに眺めている。
「お兄ちゃん、これなんだか知ってる?」
「いや、知らないよ」
知ってるけど、言える訳無い。
【アオ、本当は?】
【…ジュエルシードと言う古代遺産。願いを捻じ曲げてかなえる危険な宝石。それ自体にも高密度の魔力が宿っているから取り扱いを間違えると世界が滅ぶかも】
【………本当に?】
【本当に…】
さて、そのジュエルシードはどうしようかね?
つかユーノはどこに行った?
念話が届いてきてもいいはずなんだけど?
その時の俺は失念していた。
家の敷地を囲むように今は亡き父さんが微弱な結界を張っていた事。
そのユーノが念話を飛ばしてくるであろう日の夜に、なのはが家に泊まりに来ていた事を。
さらに言えば、なのは達とは昼間でも割りとしょっちゅう念話をつないでいるので、微弱な広域念話は繋がりにくくなっていた事を。
side ???
さて、とりあえず自己紹介をしておく。
俺の名前はエルグランド・スクライア。
気軽にエルとでも呼んでくれ。
この名前で気づいた人もいるかもしれないが、そう俺はどうやら『リリカルなのは』のスクライア一族に転生したようだ。
転生した当初は驚きもしたけれど、その後の歓喜の猛りぶりをどう表したら良いか。
だって『リリカルなのは』は前世で凄く好きな作品のひとつだった。
もちろんその主人公達も。
神様、この世界に転生させていただいた事を心から感謝します。
しかもどうやら俺はユーノと同年代、つまりなのはと同い年という事だ。
それを確認してからの俺はどうなのは達に関わっていこうかあれやこれや考えた。
しかしまあ、ここはユーノの代わりに俺が地球に行くしかないっしょ!
ジュエルシード発見の知らせを聞いて俺はついに原作開始を悟った。
むふふふっ
ジュエルシードの届出の役をユーノから無理やりぶん取り、いざ次元航行船へ乗り込む。
そして予定通りプレシアに次元跳躍攻撃を食らい、地球へとジュエルシードが散らばっていった。
まさに計画通り!
後は原作通りに丸い奴に魔法をひと当てしてフェレットになって助けを求めれば完璧。
インテリジェントデバイスも自分用となのは用の二つを準備した俺は勝ち組。
俺の魔力はSSSオーバー。ぶっちゃけこの丸い
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