第二十九話
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は念が使えるんです…打たれ強い上に自身の攻撃は念で強化されているのだ、相手の獲物をへし折った上で致命傷ですよ?
あ、そうそう。流石になのはが御神流を習っている事は士郎さんが復帰して家庭に戻ってきた頃に即ばれましたよ?
なので最近は兄、姉、父親と一緒に稽古することもしばしば。
なのはが幼い割には覚えが良いのを複雑そうに見つめている士郎さん印象的でした。
まあ、念や魔法のことは秘密だと口をすっぱくして注意しているし大丈夫かな?
なのはの性格的な部分はどちらかと言うと「とらハ3」のなのちゃんを少し甘えん坊にした感じ。
ただ甘える対象が実の家族ではなくて俺達親子だと言うのが多少問題だけれども。
なのはは俺や母さんには結構わがままを言ってきたりするし、喧嘩や言い争いなんかもしょっちゅうだ。
しかしその反面、桃子さん達には少し遠慮してしまう。
まあ、幼少のころ、一番構って欲しいという期間をずっと俺達家族と過ごしてきたのだ、それは致し方ないことだろう。
さてそろそろ原作開始の時期である。
が、しかし。不安材料は魔改造なのは様…
もはや原作通り初戦でフェイトに負けるなんてありえないレベルです…どうしよう…
「黒い毛玉の妖怪?」
「うん、今学校でかなりの噂になっているの。夕方人気の無い道で何人か襲われたみたい」
なのはがいつものごとく内で朝食を食べていた時にそんな話題が出た。
と言うか最近殆どうちで食べてないか?
「それは怖いわねえ。襲われない様に注意しなさいねソラちゃん、なのちゃん」
と、母さん。
「私もクラスでそんな噂を聞いたよ」
と、ソラ。
「て言うか、ソラたちなら返り討ちだろうに…」
「アオ?」
「おにいちゃん?」
笑顔でプレッシャーを掛けてくるソラとなのは。
「ごめんなさい…」
耐え切れずに俺はなのは達に謝った。
「まあ、それはいいんだけれど、最近なのは、内に入り浸りになってないか?桃子さんとか寂しがっているんじゃ?」
「そうね、私はなのちゃんが泊まりに来てくれたほうが嬉しいのだけれど、やっぱり寂しいと思うわ」
母さんも俺の言葉に同意する。
「…えっと、なんか最近凄く強いライバルが現れる予感が」
フェイトですね、わかります。
「それと内に泊まるのと何の関係が?」
「あらあら、あーちゃんは解ってないのね」
「?何が?」
素で返す俺に呆れ顔の母さん。
「はぁ…だめだわ、なのちゃん。もっと頑張らないと」
「…はい」
母さんの言葉に盛大にため息を吐くなのは。
「でもまあ私もここの所不穏な空気を感じるから、あーちゃん」
「何
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