6部分:第六章
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そういうものばかりが残された。オーストリア側もそれを放っておいてだ。ナポレオンに備える方に忙しくなった。
そんな中でだ。フランスに戻るタレーランはこう言うのだった。
「百日だな」
「百日!?」
「百日ですか」
「それだけの時間でまた元に戻る」
帰りの馬車の中で悠然とだ。周りの者に話すのである。
「その時を待とう」
「百日でナポレオンのフランスに戻る」
「そうなるというのですか」
「さてな。とにかく元に戻る」
どう戻るかはあえて言わないタレーランだった。そうしてだった。
彼はフランスに戻りだ。また動くことになった。そして再び夜会に赴くことになるのだった。
夜会 完
2011・6・24
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