第二章
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く堂々とした体格のビスマルクへの言葉だ。
「そうなるというのか」
「おそらく。私は寝不足であまり力が出ない」
それで、というのだ。
「私もまた底なし沼に落ちてしまう、しかしだ」
「しかし?」
「私はドイツにとって必要な人物だ」
その政治に携わる者として、というのだ。ビスマルクには絶対の自負があった。自分こそドイツを支えて動かしている者だとだ。だからこそのその自負をここでも言ったのだ。
「ここで死ぬ訳にはいかない」
「ではどうするのだ」
友人は彼に沈みつつ問うた。
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