第一章
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行」
「健康的でいいだろ」
「仕事は道場の師範、何処が女の子なんだよ」
こう娘に言うのだった。
「全く、あんたは」
「いいじゃないか、これでも弱い相手をいたぶったりしないからさ」
虞姫はそうしたことはしない、侠気もありそうしたことでも有名だ。
「あたしの拳は己を鍛えて悪い奴をのすことにあるんだよ」
「だから全然女の子らしくないでしょ」
「女の子ねえ、女の子ならさ」
虞姫はここで自分の右隣を見た、そこには。
黒髪を長く丁寧に伸ばした小柄で痩せた少女がいた。楚々として慎ましやかな感じであり赤い拳法着の虞姫とは違い白いワンピースを着ている。顔立ちも細く黒い目は優しげで唇は小さい。少女と言っていい姿だ。
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