第65話 年末年始のお話し
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「ちょっと待ってくれ」
ナチュラルに頭数から外したゴレイヌさんから声がかかる。
ちなみにさっきの「皆」にはゴレイヌさんは入っていない。
「オレも仲間に入れてくれ」
まぁ、そうなるわな。
「あー、すみません。さっきキルア君が言ってた通り「複製(クローン)」使っても3枚分しか無いので、定員オーバーなんですよ」
「なっ。だがこのイベントがわかったのはオレのおかげもある。それなのにオレを外して他のメンバーを優先するなんておかしいじゃないか」
「いやだっておかしいもなにも、俺達が仲間にしたいのはゴン君達パーティーともう1つのパーティーであって、定員が余っているならともかく、3パーティー限定ならソロの貴方を外すのは当然だと思いますが」
と理性的に話したつもりだがうだうだ五月蠅い。まぁ、3枚しか入手できないカードを得る機会なんだから必死になるのはわかるが、こちらにはこちらの事情がある。
途中、ゴレイヌさんは話す相手をゴン君に変えて情に訴えるが、キルア君はこっちに勝算があると感じたらしく上手く話しをカットしてくれた。
結局、ゴレイヌさんと別れるのは2時間ぐらいかかり、無駄に疲労した。
その後場所を移して、地球で言う中華料理っぽいものを出す店で大いに食べ、食後のお茶を飲みながらこれからのことを話す。
「まず確認したいことはゴン君達は何が目的でこのゲームをやっているのかな?」
とまぁそこから切り出した。
何故かというと、「ツェズゲラチーム」はグリードアイランドを最初にクリアするというハンターとしての「名誉と報酬」、「暁チーム」はクリアしてからの「3セット分のカード」というように目的が違うからだ。その辺がわかればこれ以後も妥協も協力もできるからね。
で、結果はと言うとゴン君キルア君は「面白そうだからゲームをクリアしたい」、ビスケさんは「ブループラネットが欲しい」と充分協力を得られそうな感じだ。
そこからはトントン拍子に話しは進み、翌日にはツェズゲラさん達とも話し合い−−−キルア君が少し絡んだりはしたが−−−は済み、この11人+適当なメンバー4人で「レイザーと14人の悪魔」と戦うことになる。
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