第二章
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る者に片っ端から扇を見せて誰のものか、見せたその相手のものかを問うた。その中でだ。
一人の貴婦人、白い髪を奇麗に飾った艶やかな青のドレスを着た美女がいた。青いサファイアを思わせる瞳に長い睫毛、それにだった。
左目の奥に泣き黒子がありだ、紅の唇は厚めで艶があり。
小柄な身体に大きな胸が目立っている、年齢は二十代後半位であろうか。その貴婦人が彼の前に来てこう言った。
「その扇は私のものです」
「貴女のものですか」
「はい、オーセル男爵」
微笑んでだ、貴婦人は彼の名も呼んだ。
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