〜ミッション1〜
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〜ミッション1〜
「逃げる自信はあるんだが……警戒しておくに越したことはないな」
雇われ遊撃隊【スターフォックス】のリーダー、フォックス・マクラウド。
周囲を警戒し、ハンターの不意打ちに備える。そこに……
「よっ、フォックス!」
「――ッ! 驚いた、ファルコンか」
キャプテン・ファルコンだ……。
「早速ルイージが捕まっちまったな」
「ああ。まだ5分ちょっとしか経ってなかったのに」
「お互いハンターには気を付けようぜ。まあ俺とお前ならそう簡単には捕まらないと思うけどな」
「そうだな。互いにな」
お互いの逃走成功を願い、その場を別れる2人。
「ファルコンの奴……警戒心無さ過ぎるだろう。あんな堂々と歩いて」
「このメンバーで最後まで残るとしたら、俺はフォックスとピカチュウに2人だと思うんだよ。勿論俺も逃げ切るけどな」
最初から自信満々の男。そんな男の近くに……。
『…………』
ハンターが接近。
「――ッ!? 来た来たッ!!」
見つかった……。
「俺の足を舐めるなよ!!」
『…………』ピーーーーーーーー
ハンターは視界に入った標的を見失うまで追跡する。
曲がり角等を利用しなければ、逃げ切るのは容易ではない。
「声がする……ファルコンの奴、見つかったな」
ファルコンの声を聞き、建物の影に急いで隠れるフォックス。巻き添えはご免だ。
一方、逃げ回るファルコンは――
「ハァハァハァ……危ねぇ」
どうやら撒いたようだ。
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「ハンターは今のところ二体なのよね。これ以上増えたりするのかしら……」
バウンティハンターのサムス・アラン。プリンと並ぶ女性プレイヤーだ。
数々の戦いで養われた勘を、逃走中で発揮できるか。
「二体でも開始早々ルイージ君が捕まるんだもん。これ以上増えたら堪らないわ」
PiPiPiPiPiPi
「ああもう、静かにしてってば!」
メールだ……。
「えっと、ミッション1。『君達の腰に付いている装置は時限アラームだ』えっ!?」
「『残り40分になるとアラームが起動し、周囲のハンターを呼び寄せる』おいおい……」
「『解除するには他の逃走者が持つカードキーを認証させなければならない。認証は何回でも可能だ』これのことですか?」
【ミッション1:時限アラームを解除せよ】
逃走者の腰に付けられた装置は、残り時間40分になると起動。
アラーム音が鳴り響けば、近くのハンターを呼び寄せてしまう。
解除するに
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