第4話「槍ニモ負ケズ」
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なたの式神としてお仕えする事を誓うでござんす。これよりあなたの命はいかなる無理難題も必ずやりとげ、いかなる弾丸風雨の中とてあっしがあなたをお護りしましょう」
今まで仕えてきた中で、クリステルだけは他の陰陽師たちと違った。
そしてまた、この男も他の者と違う。
外道丸は全てをこの銀髪の侍に託す事にした。
「だから銀時様。どうか一緒にあっしの友達を救って欲しいでござんす」
改まった口調で頼みこむ外道丸に、銀時はやれやれと頭をかいた。
「言われなくてもそうするさ。だがその代わり主従だのなんだのナシだ、メンドくさい。それから銀時様はやめろ。俺のことは『社長』と呼べ」
気取った口調でそう言って、銀時は走り出した。
「わかりやしたでござんす、社長!」
外道丸もいつもより明るい調子で答えて駆け出した。
友達を助けるために。
ふいに。
一つの声が走り出した二人を引き止める。
「待て、兄者」
それはどこか重みのある低い声。
振り返ると縁側に銀髪の女が立っていた。
=つづく=
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