呪われた怪物
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男の人は目を回して倒れてしまった・・・魔法を出そうと思ったら、間違えてマキくん投げちゃった・・・ごめんなさい・・・
「あれ?あなた・・・お屋敷にいた子!!」
ウェンディはマキくんを見つけてそう言う。するとサラさんはその声が聞こえたのかウェンディのほうを向く。
「お屋敷に・・・いた?」
「は・・・はい!!お屋敷で最初に会ったのがこの子なんです!!」
サラさんはそれを聞くとマキくんの前へと歩み寄る。そしてマキくんを持ち上げる。
「お前!!いつから屋敷に出入りしていたんだ!?」
ちなみにマキくんは俺がさっき放り投げたせいで目を回してしまっている。サラさんはそんなのお構いなしにマキくんを揺すって問いかける。
「答えろ!!いつからだ!?」
「い・・・一年くらい前って言ってましたよ!!」
マキくんを揺するサラさんを押さえるつけながら俺が答える。するとサラさんは俺の方をきょとんとした顔で見つめる。
「一年!?」
「は・・・はい・・・そう言ってました・・・」
サラさんのあまりの迫力に俺がびびってしまう。するとサラさんはじっとマキくんを見つめ、なぜか笑い出す。
「ふっ・・・ふふふっあはははっ」
「さ・・・サラさん?」
サラさんは
笑い終わると木になりかけている男の人を見る。もしかして・・・あれがタンさんか?
「タン。どうやらすでに時は満ちていたようだ」
「時が・・・満ちた?」
意味がわからずおうむ返しするタンさん。サラさんはそんなタンさんを横目で見つつ、手を空に向かって高々とあげる。
「私がかけたのは時を待つ魔法・・・お互いを受け入れるためには時間が必要だったんだ。
間に合ってよかった・・・」
そういうサラさんの目にはなぜか涙がある・・・なんだ?
「サラ・・・」
タンさんも意味がわからずサラさんを見ていると、サラさんが突然光出す。すると
パアッ
「なっ・・・」
木になりかけていたタンさんが突然普通の人間の体に戻り始めた!!これは・・・どういうことだ!?
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