7部分:第七章
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に遡るというのだ。
それを話してだ。彼はさらに言うのである。
「俺のいる村はな。天然痘が流行ってな」
「ああ、そういえば御前の顔な」
「それだよな」
見ればだ。あばただらけである。天然痘にかかった後でできるものだ。彼の顔はそれで一杯だった。皆その顔を見て彼に話すのだった。
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