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詩集「棘」
今年の夏は…

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夢の中でさえ…君を探してる
あまりにも淋しくて…哀しくて…
目を覚ましたら…もっと苦しかった

壁に伝う緑の蔦のように
心の中 君への想いが覆う

ねぇ…どうしたら楽になれるの?
会えないこの刻に堕ちてゆく…

Ah...今年の夏は誰といても
きっと哀しいだけだよ
いつか君といられる時が…
きたらいいのに…


夏の陽射しさえ…僕を悩ませる
ずっと君のことだけ…思い出す
偽れないよ…この気持ちだけは…

塀を飾るクレマチスのように
輝く君の笑顔が見たいんだ

ねぇ…どうしたら君に会えるの?
重ならない刻に埋没してゆく…

Ah...今年の夏は一人切りで
きっと…切ないだけだね
いつか想い届く日が…
きたらいいのに…

Ah...今年の夏は誰といても
きっと…哀しいだけだよ
いつか君といられる時が…
きたらいいのに…




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