マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0981話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
例によって例の如く、朝に寝起きのまま美砂とベッドで抱き合いながら軽い会話をしていると、部屋の外から茶々丸の声によって風呂の用意が出来ていると知らされ、それぞれが風呂に入って朝食を済ませる。
その後はエヴァの城の中にある一室に集まり、皆でダラダラと過ごす事に。
正直、今日が卒業パーティ最後の日だけに、皆が派手に遊ぶのではなくこのメンバーでゆっくりと過ごしたいという要望に沿った結果だ。
……その割には、あやか達を中心として色々と初体験の話をしていたりする者もいるのだが。
何だかんだで宮崎も興味があるのだろう。その集団のすぐ近くで聞き耳を立てているのが分かる。
「何だかんだで、卒業パーティも今日で終わりね」
「そうやねぇ。皆と別れるのは寂しいわぁ」
「このちゃん、私は一緒ですから」
俺の近くで会話をしているのは、神楽坂、近衛、桜咲の3人。
この3人以外にも色々と分かれて小さなグループが作られており、30畳程もある広い部屋のそこかしこでは、ぞれぞれが中学や高校での思い出話に花を咲かせている。
時間という意味でもそうだし、やっぱり人生の中で中学、高校というのは色んな意味で特別な時期だ。そんな時期を共に過ごした友人達との別れというのは思うところもあるのだろう。
「まぁ、このまま全員でシャドウミラーに来るっていうなら、俺としては歓迎するんだけどな」
「あははは。確かにそれもいいかもね。またこの皆で同じ時間を過ごせるのなら、進路の希望先に入れてもいいかも」
神楽坂が笑いながらそう言ってくるが、別に完全に冗談という訳ではない。この3-Aに所属していた者達は、基本的に何らかの能力が高い。
実際、四葉や葉加瀬はその辺の能力を活かしたり、あるいはより高めるべくシャドウミラーに所属するという道を選んだのだから。
鳴滝姉妹を含めて特殊な能力を持たない一般人も多いが、そういう面子にだって仕事がない訳じゃない。
それこそ、交流区画で働く分には特にこれといって特殊な能力は必要としないのだから。
まぁ、それでも……あやか、千鶴、円、美砂の4人が時の指輪を受け取り、時の流れの外に身を置く事によって不老になった以上、他のメンバーともいずれ必ず別れの時が来るだろう。
……今研究中の、ホワイトスターに時の指輪の効果を与えるというのが成功すれば、その辺からは解決されるかもしれないが。
そういう意味では、実は時の指輪って既にそこまでレアアイテムじゃないのかもしれないな。
いや、勿論ホワイトスターにいなければ効果がないのに比べると、時の指輪を嵌めていればどこででも不老になれるというのは色々と大きいアドバンテージではあるけど。
もっともあやか達にしてみれば、時の指輪というのは不老の効果云々というよりも、俺の恋人である事
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ