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精霊使いの剣舞〜憑依聖剣を振るうもの〜
四話、出会います
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点〜

「よくぞいらしてくださいました」

「(この人がエルステイン公爵家当主……)」

とても貫禄のある人だな……
確か、ご夫人は娘さんと出掛けている筈だな……夕方には帰るらしいし……のんびりするか……

「シェルマイス家の長男、ユウト・シェルマイスと言います。この度はお世話になります」

俺はそう言ってお辞儀をした

「おお、この子が噂の"男の精霊使い"ですか。とてもしっかりしておりますな。私の娘と同じ年だというのに……」

エルステイン公爵……誉めてるんですよね?
なんか「貴様に娘はやらんぞ!!」みたいな目付きしながら笑顔で言わないでください……怖いです!!

「クレア、ご挨拶を」

エルステイン公爵が自分の後ろにいた俺と同じくらいの女の子を前に出した

「……〜っ、お、お父様!?」

女の子は目を見開いて、慌てている

「え、えっと、わ、私……」

「クレア、落ち着きなさい」

「は、はい……」

クレアと呼ばれた女の子は息を吸い込むと、

「エ、エルステイン家の次女、クレア・エルステインです」

そう言いながらスカートの裾を摘まんで頭を小さく下げた

「ふふ、可愛らしいですね」

「申し訳ない、人見知りの激しい娘で、お恥ずかしい……」

苦笑しながら首を振る公爵……

俺はその間に少しクレア・エルステインを観察した

……うん、失礼だと思うが一言言うと……

……可愛いです、とても////

なんか、守りたくなりますね、うん……

「では、グレイワース卿、今度の儀式の件は、上の客間でお話ししよう」

「良いですよ、ユウト、お前はクレア嬢といなさい」

「「え?」」

母さんの言葉に俺とクレア嬢は呆然とした

「クレア、貴族たるもの、何事も経験だぞ。さ、グレイワース卿」

「うむ、いこうか、ユウト、男としてしっかりな」

「え、いや、一寸……」

俺の発言も無視されて、扉が閉められた

〜ユウト視点終わり〜
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