第二十八話
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俺とソラは買い物に出ていて少し家を空けいた俺が帰ってきて見たのは手に魔法の杖を持ちバリアジャケットに身を纏ったなのは。
はい?どゆこと?
「なのは!?」
「あ、お兄ちゃんお帰り」
「あ、うん」
ってそうじゃなくて!
「ど…どうしたの?それ」
「えっとね…」
少し眉根を下げて言いよどむなのは。
「あの…その」
と、しどろもどろになっている所に別の所から声がかかった。
『すみません、説明は私が』
と、なのはのもっている杖のクリスタルコアの部分がピコピコ光ながら会話に混ざってくる。
「えっと?君は?」
『レイジングハートと申します』
な!?なんだってーーーーー!?
俺はその展開に数秒意識が涅槃に旅立つ寸前まで逝ってしまった。
何とか戻ってきたけれど…
さて、レイジングハートの話をまとめると、自分は俺の父さんに作られて、出荷される寸前に父さんがルナの製作に没頭してしまったために出荷されずに忘れされれたまま父さんは死亡、そのままずっとラボでホコリを被っていたらしい。
まじっすか!?
まあラボは生前の父親が散らかし放題で物が乱雑に積み重なっているような所だ、俺もデバイスの理論書などを引っ張り出してはその辺に積んだりして整理整頓などとは無縁の状態だったからね…出荷先はスクライア一族だったようだ。
って!レイジングハート造ったのって父さんだったの!?
本来ならこれがめぐりめぐってユーノの所に行きなのはの手に渡ったと?
製作されてから使われる事も無く十数年、このまま埋もれてしまう事に恐怖を抱いたレイジングハートは初期起動用にと込められていた微々たる魔力を最後の望みと誰かとコンタクトを取ろうとしたようだ。
普段は決して立ち入り禁止と書いてある部屋(ラボ)へは侵入しないなのはも何かもの悲しい声に惹かれるように入室しレイジングハートを発見、自分は魔導師の杖で使ってくれる相棒が欲しいとリンカーコアを持っているなのはに懇願、試しにセットアップした所に俺が帰宅して今に至る。
まあ、まとめるとそんな感じ。
『お願いします私をなのはの杖にして下さい。杖として生まれたからにはちゃんと魔導師に使って欲しいのです』
「お兄ちゃん、わたしからもお願い。レイジングハートを取り上げないで」
いや取り上げるも何も元からレイジングハートはなのなのデバイスな訳で…
…
…
…
その日の夜、俺は部屋で黙考していた。
どうしようかね、なのはが別物になって久しい。
「アオ、入るよ」
「ソラか」
とことこと俺の部屋に入り俺のベッドへと腰掛ける。
「考え事?」
「まあね」
「また原作が〜
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