第二十八話
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せなければ…
って問題はそこじゃなくて、剣術なんて覚えさせて未来の魔法技術習得に支障がでないか!?
さて、なのはが無事に生まれてから3年と少し。
変わり映えの無い日々を送っていた俺達に一本の訃報が届く。
御神一族の中で俺達と一緒に生き残った不破大地さんが交通事故で亡くなってしまったと言う連絡を士郎さん経由で受けた。
あのテロ以来会ったことは無い人に俺自身は何の感慨も浮かばなかったが、問題は大地さんの子供。
死因は交通事故だったらしいが、夫婦で出かけていた所トラックに突っ込まれたようだった。
日中の出来事だったので保育園に預けられていた女の子が一人だけになってしまった。
しかし、母方の親類縁者には連絡が取れず、大地さんの両親などはこの前のテロでこの世を去っている。
そこに来てようやく不破家つながりで士郎さんに連絡があり大地さんの訃報を知る事となった。
その話を聞いた母さんが士郎さんと話し合い、自分が引き取る事になった。
年齢はなのはと一緒らしい。
そして顔合わせの日。
つまり女の子が家に来る日。
母さんが連れてきた女の子は…
「ソラ!?」
「アオ!」
一直線に俺へと抱きついてきた女の子を抱きとめる。
「ソラなのか?」
「うん」
ソラは泣きながら俺の胸にうずくまる。
「よかったよ。無事に出会えた」
「うん」
それから俺達はしばらくの間抱き合っていた。
そして空気を読んだのか声を出さずに待機していたルナをソラに手渡す。
「ルナ!」
『お久しぶりです。マスター』
「気が付いて辺りを探しても見つからなかったから凄く心配したよ」
自分の相棒が手元に帰ってきた事に安心するソラ。
「あの〜、あーちゃん。説明して欲しいんだけど」
「くぅん」
母さんと久遠が状況が掴めないとばかりに固まってしまっていた。
どうやら不破大地さんの子供と言うのがソラだったらしい。
今生の名前を『不破(ふわ) 穹(そら)』と言うそうだ。
困惑していた母さん達に事情を説明。
母さんには以前に話してあった俺の探し人だと告げた。
すこし戸惑っていたけれど母さんはソラを受け入れてくれた。
なのははまだ小さく、行き成り現れた同年代の存在に最初こそ戸惑っていたが、数日もしたら何事も無かったかのように馴染んでいた。
子供の適応能力はすごい。
その後はわりと平和な時間が流れる。
とは言っても御神流の修行にソラも加わる事になり賑やかさが増したりもしたが。
そうそう。
やはりと言うか何と言うか、ソラにもリンカーコアがある模様。
魔力量は
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