第五十話 明かされる真実その一
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いた、その電車の中で。
裕香は車窓の外の景色を見つつだ、四人用の席の自分の向かい側の席に座る薊に対して問うたのだった。
「ねえ、院長さんとのお話だけれど」
「ああ、あのことな」
薊は裕香に応えた、ここで二人は景色からお互いを向かい合った。
「あたしが人造人間でもな」
「結婚してね」
「子供産んでな」
「お母さんになるってね」
「何かな」
それこそとだ、薊は今になってという顔で照れ臭そうに言うのだった。
「今思うとな」
「恥ずかしい?」
「あたし変なこと言ったな」
実際に照れ臭そうに言うのだった。
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