第二章
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勝してや」
完全に本気での言葉である。
「日本シリーズも出るんや」
「シリーズは去年出たでしょ」
「今年もや、それも今年は一位でいってクライマックスにも勝ってや」
「本当の意味での優勝ね」
「やったるわ、阪神優勝じゃ」
「やれやれね、あんたも千佳も」
母は意気込む息子に自分の娘の話もした、寿にとっては妹の。
「必死ね」
「千佳は広島やと」
「野球によ、どっちにしても」
「阪神は別や、阪神は僕にとって生きがいや」
「阪神の為に生きているっていうのね」
「そや、阪神は最高のチームや」
「確かに勝っても負けても華があるやろ」
寿は燃える目で言い切った。
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