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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第472話】
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スターの不具合のチェックはのほほんさん、昨日の爆発ものほほんさんはコントロールルームで確認していたため知っている。
全身の装甲は玲が担当、内蔵火器や武装は理央、セラはソフトウェア及びハードウェア、そして他の皆の作業の全体把握と簪の補助を行っていた。
俺が出来ることはやはり少ないと改めて痛感させられ、俺はその他の事でのサポートを優先する。
作業開始から一時間、簪は入力機器、使えるものは全てを使ってシミュレーションしていた、ボイス・コントロール、アイ・コントロール、身体を使ったボディ・ジェスチャー、更には両手両足全てを使った空間投影キーボードを上下に一枚ずつ、計八枚同時に操っていた。
内面的な甘さはまだ拭えないが、こういう技術を見れば代表候補生に選ばれたのも納得ものだ。
とはいえ表情は何処か早く完成させたい気持ちばかりが見える気がした。
空を浮かび、光の球体に包まれているその姿は何処かファンタジー要素を感じさせる――勿論本格的な整備自体が俺も初見ってのもあるかもしれないが。
「ひーくん〜、悪いんだけどぉ、データスキャナーとー、レーザーアーム借りてきて〜」
「おー? 後々、超音波検査装置もお願い〜」
「了解ー」
機材等は一応分かりやすくするためか白いシールに機材名が書かれている。
俺もこれを見れば何とかわかるため、非常に助かる。
機材を再度台車に乗せる、レーザーアームはぐらぐらと安定しないため、支えながら俺は運んでいった。
額の汗を拭いつつ、皆の作業が捗るように、可能な限り手早く求められた物は彼女達に渡していった。
外は秋風で涼しいのだが、中は熱気が凄まじく、作業をする女性陣一同は皆汗に濡れている。
脱水症状が起きる前に、俺は水分補給の為に飲料水を渡していく。
「ありがとう、ヒルト」
そうお礼を言いながら受け取るセラ、僅かな微笑を溢したのが心に残る。
理央も玲も、のほほんさんと戯れながら作業は順調に進んでいった。
荷電粒子砲もシュミレーションでのデータではちゃんと上手くいっていた、親父がテストしたデータは役に立っている。
マルチ・ロックオン・システムの構築に関しては難航している、簪が何度もプログラムを組んでも途中で不具合、errorの文字が出ては最初からやり直しを繰り返していた。
他の作業と並行してる為だろう――焦る気持ちはわからなくもないが、多分このままだとマルチ・ロックオン・システムの完成は見込めないだろう。
だが、それとは別に機体動作等の基本部分は着実に完成に近づいている、スラスター類も不具合等全く起こさなかった。
「うっし、とりあえずの所武装はOKだぜ。 更識さん、
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