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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
じゃあここは一夏に任せます
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向くとシャルルがもうエネルギーを白式に送っていた。送り終えるとオレにうなづいてくる。
「優里を助けてあげて」
「おう、任せろ!」
エネルギーを貰ったと言っても、【零落白夜】は一回だけだろう。
???
「ッ!!やぁ!!」
斬りつけても斬りつけてもボーデヴィッヒさんには届かず、それどころかあのニセ雪片に斬り返される始末。
(やっぱり……、腹部の傷が痛みますね……。シンクロ時間もソロソロ限界ですし……)
顔をしかめて、相手の攻撃をよけているといつの間に白銀の狼が隣にいた。狼は私の瞳を覗き込むと狼の声が頭の中に響いてくる。
『大丈夫か?優里?』
『なんですか?心配してくれるんですか?』
『……心配はするさ。我が主だからな……』
『銀狼に心配されるなんて、私もボチボチあの世ですかね?』
『また、そうやって。縁起でもないことを……』
『私は縁起でもないことを言う方が縁起あるんですって』
私の減らず口を聞いて、安心したのか白銀の狼は自分の持ち場に戻っていく。私も最後の追い込みと攻撃を開始しようとした時だった。
「優里〜〜〜!!!」
「…………やっと来ましたか……。本当……、世話がかかる人です……」
???
オレは優里の元へと急ぐ。
「やっと、来ましたか。一夏……」
「ごめん。遅くなった」
「まぁ、いいですよ。私もストレス発散できましたし……。なので、あとは一夏にお任せします……」
「…………」
後ろを振り向いて、素知らぬ顔で帰ろうとする優里の細い肩を掴む。振り返った優里は見事なまでのしかめっ面で。目でなんですか?と言っている。
「いや。オレ一人じゃ……」
「…………こんな怪我人を使うなんて、神様が怒りますよ……たく」
優里は弾き飛ばされていた短剣を掴むと振り返る。
「私が隙を作るので、出来た隙に【零落白夜】をぶち込んで下さい。そしたら、ボーデヴィッヒさんまで届くと思います」
指を三本立てて、一本ずつ折っていく。最後の指を折るとGO!と拳を上げる。途端、黒いISに突っ込んで行く優里。
「銀狼!!」
狼を呼ぶと見事なコンビネーションで敵を放浪していく。
「一夏!!」
「【零落白夜】発動!!」
雪片弐型がエネルギーの刃を成して行く。
目をつぶり、ただ一つだけ願った。
ーー力を貸してくれ!!白式!!
「やぁあああああ!!」
まずはニセ雪片を振るっている手を、続けて真っ二つに切り裂いた。
ジジッ……と紫電が走り、ISが左右に開くとその中からボーデヴィッヒが出てきた。力なくダランと地面に落ちる寸前を間一髪で助けに入る白銀の狼。
「たく……一夏はもう少し、手加減
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