暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
ラウラ・ボーデヴィッヒという存在
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「……」

「どうしたの?優里、凄く不満そうな顔してるけど僕じゃ相手にならない?」

「……いえ」

シャルルの射撃から回避しながら、チラッと一夏たちの戦いを見る。一見みると、一夏が押されてるようだけど……。なんだろう……、この違和感は……。

「……ッ!」

よそ見していたから、射撃に当たってしまったようだ。私は真面目にシャルルの射撃を回避するのに務める。今は何を考えてもダメな気がする。

???

「どちらも強いですね」

「そうだな」

観察室で二人の教師が四人の対戦を見ている。

「織斑君も那珂さんも強いですね」

「そうだな、しかし。あやつらは連携というものをまるで分かってないな」

「えー、そうですか?織斑君も那珂さんもちゃんと連携とれてると思うんですけど」

「まだまだ」

そう言って、二人を見た千冬が暖かい顔をしてるのを見て、真耶は気づきフッと軽く笑う。

???

「チョロチョロと目障りな……」

オレはボーデヴィッヒの攻撃をかわしながら、ある場所へと誘導する。相手はオレらの作戦を知ってか知らずか誘導に応じてくれる。チラッとシャルルに視線を送るとシャルルも準備が整ったらしく、コクンとうなづく。

「これで終わりだな」

「あんたがな」

オレは横へ除けるとその横を瞬時加速したシャルルが通り抜けて行く。ボーデヴィッヒは一瞬驚いたものの、すぐに攻撃体制に入る。しかし、すぐにその攻撃体制も崩れることになる。

「ぐあっ!!」

「当たった!!一夏!!」

「OK!!」

何が起こったかというと、オレも実は知らなかった瞬時加速でボーデヴィッヒに近づいたシャルルは至近距離で【盾殺し】を発動させる。【盾殺し】でボーデヴィッヒの腹部にパイルバンカーを叩き込む。
ズガンッ!!ズガンッ!!
と二発撃つ。流石にそれでぐらんと大きく傾いた身体に向け、オレは【零落白夜】で落とそうと雪片弐型を構える。ボーデヴィッヒを斬りつけようとした時だった。オレと黒いISの間に突然現れる銀色のIS。
えっ!?なんで……?なんで……ここに優里が……?
そのISはオレらの全く反対側に居たはず。それも寸前までシャルルが攻めていたんだから、瞬時加速でもここまでこれないはず。
なのに……なぜここに……?
オレの思考を読んだのか、銀色のISの操縦者はオレに向かって笑うとボーデヴィッヒを構うように両手を広げる。それは転校初日に俺を守ってくれた仕草で。
それに驚愕するオレとボーデヴィッヒ。しかし、驚くのと雪片弐型を止めるのは違ってオレは止めることが出来ず、深々とその銀色のISを切り裂く雪片弐型。その衝撃でエネルギーを取られ、地面に落ちる銀色のIS。砂埃の後、銀色のISの操縦者はオレ達の方
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