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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
ここで負けるわけにはいかない!
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『だから、一人一人相手していけば勝てるかもしれないってこと』
『………。でも、どっちからやっつけるんだ?どっちも強いぞ』
『………そうだね』
僕と一夏はお互い顔を見合わせて苦笑いした。
そして、今。試合が始まった後、取り敢えず優里マークということだった。二人で攻撃していれば、絶対隙が生まれるだろう身からということで。
「シャルルこそ。よそ見なんて、余裕なんですね」
「!?」
後ろから響いた聞き慣れた声にビクンと心臓が一つ跳ね上がる。
取り敢えず、シールドしないと??と思った僕はシールドを持ったまま振り返る。
しかし、あっちの方が早く 思わず目を閉じそうになる。
カチーン!!
「オイオイ。優里、お前の相手は俺だぜ?」
「一夏の相手なんて、一分もかかりません」
雪片弐型で鬼切の刃を受けている一夏は睨んでニヤッと笑う。その顔を冷たい顔で見る優里。優里は前に鬼切を押し出すとワザと一夏のバランスを崩す。崩した一夏を横払いで切ろうとするところを
「させないよ!!」
優里目掛けて、発砲する。それを器用に鬼切で切って行く優里からひとまず離れた僕たちを黒いISが襲った。
(なんなんだ。あの女)
『ボーデヴィッヒさんって、なんで一夏を狙うんですか?』
『そんな事聞いて、何になる』
『ただの好奇心ですよ』
『…………』
『あっ。話したくなければ別にいいですよ』
『あの男が教官の弟だからだ。あいつのせいで教官は……』
『ふーん。なら、一夏をコテンパンに出来るといいですね』
そのあまりにも他人事のような態度に私は奴を睨む。
『貴様、あの男の仲間じゃないのか?』
『仲間ですけど?』
『私があいつをコテンパンにするの止めないのか?』
『止めるも何も私には他人事なので。それに、これは試合なので本気でやらないと一夏とシャルルに怒られてしまいます』
『………』
冷たい顔で話していたと思えば、優しい柔らかい顔で話している。
(本当、変な女だ)
「ふん」
「ぐあっ!!」
肩のカノンでラウラに撃たれた俺は地面に叩きつけられた。その俺に追い打ちをかけるようにまだ撃ってくる。
「一夏っ!!」
シャルルが援護しようと飛んでくるがそれを優里が鬼切で薙ぎ払い、その勢いでシャルルは壁にぶつかった。
「ッ!」
俺は雪片弐型を握りしめるとラウラに飛びかかる。
「ふん。正面から攻撃とはバカなのか?」
「なんとでも言え??」
また肩のカノンが光り、俺に発砲するが俺は急に向きを変え 優里を斬りつける。優里は俺がこっちにくることは想像もしていなかった
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